第4回推進委員会

第4回アルゴ計画推進委員会議事概要

日時:平成19年6月6日(水) 14:00〜16:40
場所:東京管区気象台第一会議室

出席者:
花輪公雄委員長、松山優治委員、久保田雅久委員、 近藤秀樹委員(代理出席:山本治氏)、魚住雄二委員、 馬場崎靖委員(代理出席:上野大輔氏)、北村佳照委員、 奥野勝委員(代理出席:高芝利博氏)、菊池聡委員、 水野恵介委員(代理出席:四竈信行氏)、須賀利雄委員(代理出席:細田滋毅氏)

*開会の挨拶(気象庁 北村委員)
*新委員の紹介(魚住委員)の後、各委員及びオブザーバーの自己紹介を行った。
*配布資料確認

【前回議事録の確認】

委員長:会議前に事務局から意見照会を行った前回議事概要について、修正意見等があれば、今週中に事務局までお知らせ願いたい。

【議題1:国内アルゴ計画の進捗状況(観測関連)】

1.アルゴフロートの展開状況

(海洋研究開発機構 四竈氏が説明)

説明の要点:

質疑・応答:

花輪委員長:H19年度の投入計画に関して、投入位置に関するポリシーはあるか
四竈氏:現在のフロート分布がまだ北半球に偏っているので、南半球に多く投入したいが、南太平洋を通る船がなかなか無い。水産庁が行く予定があるので、協力を依頼した。今後も、南へ行く船を捜して、協力を呼びかけていく。
久保田委員:北半球でも、海域によって少ないところがあるが(カリブ海、ベーリング海等)。
四竈氏:ベーリング海は、以前NOAAが投入したものが停止して現在は少ない。今年、『みらい』の航海で、カナダのフロートを5台投入予定。海洋研究開発機構としては、ロシアとのEEZ問題を避けたいので投入予定は無い。オホーツク海も同様。日本海は、韓国に任せている。南シナ海も、各国のEEZが関係しており容易ではない。カリブ海は、投入してもすぐに流れていくのかもしれない。北極海は、昨年春に海洋研究開発機構がPOPSフロートを投入した後、フランスが同様のフロートを3台投入したが、フランスのデータはGTSに流れていない。
久保田委員:EEZの問題に関して、解決方法はあるか。
四竈氏:難しい。特にロシアは許可申請をしてもいつも出航直前まで分からず、結局不可というパターンが多い。
久保田委員:ロシアは、アルゴには参加していないのか。
四竈氏:研究者レベルでは参加している。EEZ問題は、ロシアの関係8省庁全部の合意が必要なので難しい。
松山委員:2005年の投入数が最も多かった理由は。
四竈氏:予算、フロートの値段(入札)が関係している。現在は2005年より1台につき50万円ほど値上がりしている。
松山委員:日本のフロート約400台を維持するには、年間100〜110台の入れ替えが必要だが。
四竈氏:それを目標にしたい。気象庁15台、水産庁その他も入れて20台ほど投入するとすれば、海洋研究開発機構としては90台程度投入すれば維持できるのではないか、と考えている。

2.「海洋の健康診断表」のための中層フロートによる観測

(気象庁 林氏が説明)

説明の要点:

中層フロートによる観測:
Argoデータの現業的な利用(海洋学会アルゴシンポより抜粋):

3.海洋短波レーダーによる海流観測及び平成19年度海象観測実施計画

(海上保安庁 高芝氏が説明)

説明の要点:

質疑・応答

久保田委員:短波レーダーでの流れは、三浦半島の南あたりで発散していて、黒潮がどこから来たのか分からない。アンテナパターンの検討が必要では。
高芝氏:電波合成の関係で、端のほうは正しく計算されていない。
四竈氏:基線上では、直角方向の流れは0として計算されるからではないのか。
高芝氏:昔はデータがなかったが、最近は計算で埋めるようにしている。
松山委員:レーダーの方は瞬間値なので、潮汐の影響も入っているのではないか。
高芝氏:前後30分の平均であるが、潮汐の影響は入っている。
松山委員:もしレーダーがもう1局あれば、もっと積極的に使えるデータになるのでは。評価委員会の最初からそういっているのだが、せっかくあるのに勿体無い。説明しようとしても2局では再現性に限界があるのでは。
高芝氏:伊豆半島か御前崎辺りにもう1局あればよいと思う。どうしても2局だと基線延長上の問題等もあるので、多ければ多いほど良い。
松山委員:設置する計画はあるか。
高芝氏:設置するための予算措置が厳しい。また、津軽海峡や大隅海峡でも計画はしているが、同様に予算的措置が厳しい。

4.水産庁及び水産総合研究センターによるアルゴ計画関連観測について

(水産庁 板倉氏が説明)

説明の要点:

質疑・応答:

細田氏:関連情報の、海洋観測グライダーの計画とは。
中田氏:生物大発生の解明プロジェクトのために、混合水域における変動を見るために購入した。日本では初めてなので、まずはどのように使えるかから進める予定。


【議題2:国内アルゴ計画の進捗状況(データ処理関連)】

1.リアルタイムデータベース

(気象庁 吉田氏が説明)

説明の要点:

質疑・応答:

花輪委員長:遅延QCの結果で補正しようという動きは、世界的にも行われているのか。
吉田氏:世界的にもやろう、という話になり、カナダが進んでいる。

2.高品質データベース

(海洋研究開発機構 中村氏が説明)

説明の要点:

質疑・応答:

花輪委員長:WJOとOWは、同じ人が開発したものか。
中村氏:W(Wong)とO(Owens)はどちらも同じ人である
松山委員:DOの補正の現状は。
中村氏:QCの方法が確立されていないので、現在は単位変換ぐらいしか行っていない。
松山委員:QCツールで、安定しているか否かは、気候値からの比較か。
中村氏:その通りである。気候値に基づいて、補正量を決定している。


【議題3:アルゴ計画の現状】

1.8th Argo Steering Team Meeting

(海洋研究開発機構 四竈氏が説明)

説明の要点:

2.日本海洋学会:第3回アルゴシンポジウム報告

(海洋研究開発機構 四竈氏が説明)

説明の要点:


【総合討論】

海洋基本法成立に基づき今後作成される、海洋基本計画について情報交換を行った。


【閉会】

花輪委員長:第4回アルゴ計画委員会を、これにて閉会する。
事務局:次回は、海洋研究開発機構の事務局で、秋頃に開催。日程等の調整方、宜しくお願いする。