
海洋は、気象、交通、食糧などの人々の生活や、津波、台風、地震などの自然災害に深く関わっており、海洋の研究開発は、人間社会や産業との関係を抜きにしては語ることができません。そのような海洋の研究開発の社会への貢献をより明確に掲げていこうというのが、アプリケーションラボ(APL)の役割です。APLは、JAMSTECが培ってきた基礎的な研究を踏まえ、研究と社会との相互的啓発及び持続的連携によるイノベーションの実現を目指して2008年に設立されました。
APLでは、エルニーニョ現象やラニーニャ現象、インド洋ダイポールモード現象など、異常気象を引き起こす気候変動現象の研究の成果として、発生予測情報を公開してきました。予測精度は世界の最先端をいきます。予測情報は世界各国で活用され、異常気象による被害軽減に貢献してきました。
JAMSTECでは、大気から海洋表層、深海、さらには海底下まで、さまざまな研究を行っています。気候変動だけでなく、さまざまな研究成果を社会に届け、人々のよりよい生活と社会の発展にいっそう貢献することが求められています。そこで、2012年、APLは大きく進化し、シミュレーション研究で培った研究能力とこれまでの成果を活かして3 つのプログラムが生まれました。