3月12日から5月19日の予測(3月18日発表)

現在、黒潮は八丈島付近を流れています。黒潮が四国・足摺岬と室戸岬にほぼ接岸し、紀伊半島・潮岬でやや離岸しています。房総半島に黒潮が近づいてます。
八丈島の南を流れる離岸流路が大きく発達することはなさそうです。九州から紀伊半島にかけて、黒潮の離岸と接岸の繰り返しが大きくなってくるでしょう。

現状

図1と図2はJCOPE2で計算した3月12日と3月18日の黒潮の状態です。接岸傾向e(※1)により、黒潮が八丈島の北を流れる接岸流路になっていましたが(図1)。離岸傾向fにより、黒潮が八丈島に近づいています(図2)。

房総半島では、離岸傾向dにより黒潮が離岸していましたが(図1)、接岸傾向eの下流への移動により黒潮が近づいています(図2)。

接岸傾向iにより、黒潮が四国・足摺岬と室戸岬にほぼ接岸し、離岸傾向hにより、紀伊半島・潮岬でやや離岸しています(図2)。

※1 接岸と離岸の傾向を上流から一連のアルファベットd,e,,で図示しています。赤字e,g,が接岸傾向で、青字d,f,,が離岸傾向です。黒潮上に接岸・離岸傾向は交互にあらわれており、黒潮が波うっている様子をあらわしています。接岸・離岸傾向は黒潮の流れで下流に流されます。アルファベットは図1から図4まで共通で(前号とも共通)、同じアルファベット、例えば離岸傾向jが、上流から下流に移動していることをしめしています。

Fig1

図1: 3月12日の推測値。矢印は海面近くの流れ(メートル毎秒)、色は海面高度(メートル)。海面高度が低いところは海面水温が低いおおまかな関係があります。

 

Fig2

図2: 3月18日の予測値。


予測

図3と図4は3月31日と5月19日の予測です。

離岸傾向f(小蛇行)をきっかけとして黒潮が八丈島の南を流れる離岸流路が発達すると先週まで予測していましたが、今週から予測が変わっており、離岸流路が大きく発達することはなさそうです(図3)。黒潮はしばらく八丈島付近を流れ(図3)、次第に八丈島の北を流れる接岸流路になりそうです(図4)。

九州東に現在ある離岸傾向j(図2)は大きめで、3月後半から5月にかけて九州東岸から紀伊半島・潮岬を移動し(図3,4)、離岸を引き起こす可能性があり、次の注目点です。続く離岸傾向l離岸傾向nも大きく(図4)、九州から紀伊半島にかけて、黒潮の離岸と接岸の繰り返しが大きくなりそうです。

図5は3月12日から5月19日までの予測をアニメーションにしたものです。

Fig3

図3: 3月31日の予測値。

 

Fig4

図4: 5月19日の予測値。


図5: 3月12日から5月19日までの予測のアニメーション。クリックして操作して下さい。途中で停止することもできます。

 



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