現場観測班
Arctic Expedition in 2011
小野寺 丈尚太郎(JSPS研究員/海洋研究開発機構)
2011年9月から10月にかけて、カナダのCoast Guardの砕氷船Sir Wilfrid Laurier号に乗船し北極航海を実施しました。図1に航路と観測点を示します。Station NAP(北緯75度西経162 度)において、昨年の JAMSTEC研究船「みらい」MR10-05航 海で投入したセディメント・トラップ係留系の回収と新たなセディメン トトラップの再係留に成功しました(現地時間2011年10月1日)。写真1 は、デッキへと回収される直前のセディメント・トラップです(現 場観測班 西野茂人氏撮影)。

図1
写真1
セディメント・トラップに装着された全26本 の試料ボトルには、粒子や動物プランクトンが含まれていました。今回は約2週間ごとに試 料が捕集されるように設定しました。写真2の左端に位置するボトルが2010年10月の試料で、右端のボトルが2011年9月の試料です。沈降粒子の沈降 量や組成など詳しいことは今後の分析で明らかになりますが、ボトルの底に溜まった粒子層の厚さから、沈降粒子の量が水深や季節で異なる様子を見て取ること ができます。
写真2


