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論文オンライン公開日 2017.11.14

化学合成細菌を内部共生させるシロウリガイ類は飼育が難しく,その生態の理解を深める障壁となっています.海洋研究開発機構と新江ノ島水族館の共同研究によって製作された「化学合成生態系水槽」(特許第5396266号,泥中の有機物から硫化水素を発生させる仕組み)では,これまでに100日を超える飼育が可能になってきましたが,貝の生存個体数は多くありません.そこで本研究では,シロウリガイ飼育中の環境計測,貝の生存率解析,共生細菌数の定量,電子顕微鏡観察,共生細菌の遺伝子発現解析等を行って,当水槽を多方面から科学的に評価し,課題の抽出を試みました.その結果,当水槽は共生細菌数の維持に効果があることが示されました.しかし貝の生残率の向上は統計的に有意でなく,硫化水素の安定供給や,酸素/二酸化炭素比の制御の必要性が示唆されました.

論文リンク先

”新江ノ島水族館 えのすいトリーター日誌”