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論文オンライン公開日 2018.1.2

シロウリガイ類は,赤い血液を持ち,赤血球があることが知られていたが,血球の種類と生体防御に関わる機能については不明であった.今回,2種類のシロウリガイ類について血球の形態と機能を解析した.その結果,シロウリガイ類は,共通して3種類の血球(赤血球,好塩基性顆粒球,好酸性顆粒球)を持つこと初めて明らかにした.赤血球は酸素運搬の役割を担うが,2種類の顆粒球は微生物などの異物排除に役割を果たすと考えられた.シロウリガイ類と近縁種の二枚貝の系統関係と血球の種類と機能を比較したところ,一般に二枚貝は無顆粒球,好塩基性顆粒球,好酸性顆粒球を持つが,シロウリガイ類の赤血球は無顆粒球から進化したのではないかと考えられた.本発見は,二枚貝の比較免疫学における血球の進化の新たな概念化を図り,血球の機能や役割の理解がより進むと期待される.

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1050464817308057