home > activities > 2018/07/13

activities

南極熱水に棲む巻貝ギガントペルタが全く新しい変態「隠れ変態」を行うことをシンクロトロンCTと3D再構築で突きとめた.人間に例えると,高校生まで普通に食事をして,それ以降急に光のエネルギーでウルトラマンに成長するようなもの.

詳しく言うと,着底して性成熟もしてる5mmくらいのサイズまでは微生物を擦りとって食べるが,それから急に(8mmくらいになるまで)細胞内共生菌に依存する生活にシフトする.そして(おそらく飛躍的に上昇したエネルギー効率で)50mm超えというペルトスピラ科にとってはウルトラ巨大なサイズに成長する.この「変態」は昆虫や両生類などの変態とは違い,外見からはわからないので,「隠れ変態」と称した.

化学合成共生系の進化を見る上で貴重な事例になるのに加えて,内部構造を調べないと生き物の栄養源/段階がわからない可能性があるというのは生態系モデリングなどにも影響を与えうる.

https://www.nytimes.com/2018/07/11/science/snail-metamorphosis.html

論文(Proceedings B of the Royal Society)
http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/285/1882/20181099

WRAL.com
https://www.wral.com/news-and-notes-about-science/17716037/

The Independent
https://www.independent.co.uk/news/science/science-news-brief-horses-moods-snails-metamorphosis-a8461666.html