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岩礁地性底生有孔虫の栄養段階から,栄養依存形態を明らかにしました.その結果,岩礁地に繁茂
する石灰藻の微小生息空間内では,低次栄養生態系を構成する生物である有孔虫は,意外にも
多様な窒素源を利用していることが分かりました.これまでは類似した生活様式を持つ
種同士は,類似した摂餌形態を持つと言われていましたが,細胞内の共生藻の効果については
言及されていませんでした.ElphidiumPararotaliaのように,盗葉緑体を保持する種類と
共生藻を保持する種類で栄養段階が大きく異なるなど,同じ生活様式を持っていても,異なる
窒素源を利用していることが推測されます.微小生息空間内で多くの生物量を保持する要因が,
異なる窒素源をそれぞれの種類が使い分けているからなのかもしれません.

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/ece3.4358