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深海生物群集の長期モニタリングは生物の耐性を理解する際にまた環境影響評価を行う際に有用なツールだ.今回,相模湾の初島沖に設置されている深海底総合観測ステーション(初島ステーション)を用いてシロウリガイ類の個体数を5年間にわたってモニタリングした.5年間の間に植物プランクトンのブルームに起因する大量のマリンスノーの発生,地震に起因する乱泥流の発生,さらにROV作業などいくつかの攪乱が観察された.その結果,大量マリンスノーの堆積による程度の攪乱ならシロウリガイ類は耐えられる(埋まってもまた這い上がってくる)が,地震に起因する攪乱には耐えられない(這い上がって来れない)ことが分かった.今後拡大が予想される海底の資源開発によってシロウリガイ類が埋まった場合は這い上がって来れないかもしれない.

https://link.springer.com/article/10.1007/s00227-019-3484-6