
独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)海洋・極限環境生物圏領域の大河内直彦プログラムディレクターと小川奈々子技術研究主任、北海道大学大学院理学院(理学院長 寺尾宏明)の山崎敦子と渡邊剛、東京大学(総長 濱田純一)白井厚太朗と植松光夫、東海大学(総長 松前達郎)虎谷充浩らとの研究グループは、共同で、サンゴ礁における新しい栄養塩起源の推定法を発見いたしました。
造礁性サンゴが分布する熱帯・亜熱帯の海は全海洋の75%以上を占めますが、生物生産に不可欠な栄養塩が少なく、栄養塩の観測に困難が伴います。しかし、造礁性サンゴはその貧栄養な海域でサンゴ礁を形成し、豊かな生態系を育んでいます。その栄養塩の源は何処なのか、造礁性サンゴの骨格の化学分析から明らかにできることを北海道大学の大学院生が発見し、外洋の沖ノ鳥島サンゴ礁における栄養塩供給源を発見しました。本研究の成果は,大気中の二酸化炭素濃度などに影響する海洋の生物生産の長期変動やサンゴ礁汚染の推移をサンゴ骨格の記録から読み取れる可能性を示唆しています。
本研究は、10月14日付(米国東部時間)のJournal of Geophysical Research - Biogeosciences 誌(米国地球物理学連合学会誌)に掲載されました。
プレス発表文は、北海道大学のホームページにあります。