田角 栄二

Eiji Tasumi Ph.D.
技術研究副主任
穏やかで優しく、それでいてとてもひょうきんな田角さんはSUGARチームの技術研究副主任。かなり興味深い経歴をお持ちだという風の噂を確かめに、田角さんの実験室を訪ねてみましょう!

★ 田角さん、普段はどんなお仕事をされているのですか?

    実験を行うのが私の仕事です。現在は、井町主任研究員のバイオリアクターを使った未知微生物の調査と、高井PDのメタン菌の高圧下培養実験の2つをメインに行っています。

★ 学生時代から現在に至るまでの興味の対象について教えて下さい。

    高校時代は物理化学に興味があり、航空機の製造などに関わりたいと思っていました。大学でも物理を勉強し続けたかったのですが、まるっきり点が足りず、農学部で微生物の道へ進むことに決めました。それからはずっと微生物に関わる研究に携わっています。お酒が好きということもあり、「このお酒も微生物が造ったものだ・・・!」と思うと感慨深く、ますます微生物のファンになってしまいますね。大学時代から微生物一筋といっても過言ではない微生物ファンです。

★ 現在のお仕事に就くまでの大まかな道のりを教えて頂けますか。

    大学時代は企業と共同で農薬を分解する菌について研究しました。博士号取得後、製品評価技術基盤機構で研究職員(ポスドク)として1年間、メタン菌のゲノム解析をしていました。その後、国立感染症研究所で研究補助員として半年間、日赤献血のHIV陽性検体中のHIVウイルスのサブタイピングに従事しました。その後、JAMSTECへ来て1年間派遣職員として働き、今から1年半ほど前からは現職です。

★ 研究の世界でお仕事をすることに決めた理由は?

    研究が好きだからということと、企業の利益優先型の業務形態が自分には合わないと思ったからです。以前東京にも住んでいましたが、あまり東京でのライフスタイル(特に超満員電車での通勤)が好きになれませんでした。今は自分らしく好きなことを出来ているし、ライフスタイルも仕事も自分に合っていると感じています。

★ 研究に携わっていて嬉しいと感じる瞬間は?

    うーん、いつも嬉しいですね・・・。特に嬉しいのは、予想通りの結果が出た時。さらに、結果が出て、それにより物事の全体像が見えた時、あるいはひと続きになった時は、本当に「やったー!」という感じで晴れやかな気持ちになりますね。

★ インタヴュー後の感想 by 館洞

    冒頭にも書きましたが、田角さんとお話ししていると、何て穏やかで礼儀正しい方だろうと感じると同時に、尊敬の念が湧いて来ます。そして、その穏やかさはどこから湧いてくるのかと考えながらインタヴューを行ったのですが、どうやらそれは、彼がご自分に必要なもの、好きなものを上手に選択し、安定した生活を自らの手で確立出来ているからだというのが私の結論です。自分で満足のいく人生を築くというのは、とても大切なことです。これが出来ている田角さんだからこそ、いつもご機嫌でお仕事が出来るのでしょう。高校生だった頃は飛行機を作りたいという思いを持っていたけれど、大学では違うトピックを選ばなければいけなくなったというのは、ともすれば挫折感に打ちひしがれてやる気を失いそうな状況だったと思います。しかし、田角さんのおそらく生来の性質と思われる柔軟で地道、そして楽天的な考え方は、彼を新たな興味の対象へと導き、さらなる楽しみと満足感を日々生み出しています。「大学入学以来、微生物一筋です」、とおっしゃられていたように、ブレない興味対象があることも安定した平和な生活をするために大いに役立っていると思われます。また、お休みの日は野球をしたりお掃除をしたりという、まさに健全なライフスタイルを満喫する田角さん、ぜひこれからも大活躍して欲しいです!
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