深海バイオリソース提供事業


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JAMSTECが保有する深海バイオリソース(深海堆積物、深海微生物株)を提供します

深海の極限環境に生息する微生物は、陸上の微生物とは異なる固有の生存戦略を有し、様々なイノベーションの源泉としての活用が期待されています。しかしながらサンプルの入手が極めて困難なため、深海微生物の産業利用はほとんど進んでいません。

そこで生命理工学センターではオープンイノベーション体制によって深海微生物の産業利用を促進する為、JAMSTECが保有する日本領海及び排他的経済水域(EEZ)内から採取した深海バイオリソース(深海堆積物及び深海微生物株)を日本国内の民間企業、大学、研究機関に広く提供しています。

深海堆積物採取
写真1. 無人探査機「かいこう」による深海堆積物のサンプリング(柱状採泥)および柱状深海堆積物の断面図

現在提供中の深海堆積物は、好気性微生物株の単離源としてご利用可能であり、海底表層から適切に採取後、凍結保存した試料約1,000種類を準備しております(写真1)。また、好気性微生物株(写真2、写真3)約3,000株をスクリーニング株として公開しております。これらの微生物株は細菌(バクテリア)及び酵母・真菌に属し(図1)、寒天プレート上での生育も可能です。微生物株については現在も、整備を進めており、最終的には計約7000株を順次公開する予定です。

深海堆積物を接種源としたプレーティング
写真2. 深海堆積物を接種源としたプレーティング
深海微生物株
写真3. 深海微生物株
深海微生物株ライブラリーの概要
図1. 深海微生物株ライブラリーの概要

深海堆積物は、リソースの利用目的をお聞きした上で、JAMSTECでの深海微生物研究の知見に基づいて、ニーズに合致すると思われる試料を選定してご提供致します。微生物株についても、ご相談を経てご提供致します。事前相談に関しては、ご要望があれば秘密保持契約を締結いたします。また、提供に際して深海微生物の基本的な取り扱い方法などの技術講習も可能です。

「希少性が高く魅力的ではあるものの、未知の部分が多く手を出し難い」という深海バイオリソースの特性を考慮し、リソース提供時の対価は実費相当額のみに抑えております。また、リソースを用いた研究開発で得られた知財権はユーザーに帰属します。

詳細については約款を準備しておりますので、電子メールにて是非一度 ください。

更新日 2020.02.26