プロジェクトの成果
EXP.337 下北八戸沖石炭層生命圏掘削
航海期間:2012年7月25日~9月30日

下北半島東方沖において海底下2,000mを超えるライザー掘削に挑戦し、海底下深くに埋没した未成熟の石炭層に関連する炭化水素循環システムと微生物学的・地球化学的プロセスを調査し、地球生命科学における重要な問題を明らかにすることを目指しました。
乗船研究メンバー
船上レポート
ディリーレポート
科学研究書
掘削ポイント

この研究航海の結果
海底下の炭素循環システムとそれに重要な役割を果たしていると考えられている地下深部の生命活動を解明することを目的とし、八戸沖の海域(水深1,180m)において、海底下1,276.5m~2,466mの区間で、コア試料を採取するとともに、地層の物性データの取得を行いました。
海底下深部の石炭層を起源とするメタンハイドレートや天然ガス等の形成に寄与する地下微生物活動の評価、および遺伝子情報の解析や培養観察による微生物代謝機能および進化プロセス等について、地球科学や生命科学を融合した最先端研究を展開します。

プレート境界断層帯への長期孔内温度計の設置工程