ちきゅうレポート
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洋上でエクササイズ
2009年8月26日

加納靖之(検層・孔内計測スペシャリスト)

乗船研究者は、ラボにいる間、ずっと試料やデータ解析など研究活動を行っています。これでは運動不足になりそうですね。リフレッシュと健康維持のため、ヘリデッキやジムで運動をする者もいます。乗船研究者のPeter Flemings(テキサス大学オースティン校)は、いつも他の研究者に運動を呼びかけ、ほぼ全員を運動させることに成功しました。ちなみに、走る速さにもよりますが、30分間ヘリデッキの周囲を走ると、ひとによっては60~70周することになります。


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孔内観測機器の設置試験
2009年8月15日

加納靖之(検層・孔内計測スペシャリスト)

乗船研究者の北田数也(海洋研究開発機構地球内部ダイナミクス領域)と共同首席研究者の荒木英一郎は、将来南海掘削の一環として掘削孔で実施される長期孔内計測に使用するひずみ計や地震計などの設置模擬試験に取り組んでいます。今回の実験は,海底掘削孔への設置時に観測機器が受ける衝撃を評価するとともに、設置手順を確認することが目的となります。



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チーム・堆積学
2009年7月31日

Sean Toczko(研究支援統括)

研究者のDavid Buchs(ローザンヌ大学・スイス)と川端訓代(台湾国立中央大学)が、船上での分析結果について、乗船研究チームのリーダーである共同首席研究者のDemian SafferとLisa McNeillと話し合っています。2人は「チーム・堆積学」として、今回のライザー掘削地点(C0009という番号が付いています)から得られた海底下の地質サンプルを詳しく観察・分析して、異なる地層の境界を決めています。その仕事の範囲は、今回掘削した海底下1600mもの深さに及びます。


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研究もお腹が空きます
2009年7月27日

Lisa McNeill(共同首席研究者)

乗船研究者のMarianne Conin(物性・検層スペシャリスト、フランス国立科学研究センター)が、休憩時間に、食堂から届けられた、たっぷりのクッキーを・・・。



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私たちが、共同首席研究者と研究支援統括です
2009年7月25日

Lisa McNeill(共同首席研究者)

左から、共同首席研究者のLisa McNeill(サウザンプトン大学・英国)、Demian Saffer(ペンシルバニア州立大学)、CDEX研究支援統括のSean Toczkoが、船内ドリルフロアの前でポーズをとってみました。今日は、大きなトンボの群れやサメ、野鳥など、たくさんの野生の生き物が船の周りで見つかり驚きました。



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孔内地震波探査(VSP)の準備中です
2009年7月24日

Lisa McNeill(共同首席研究者)

今日は、私たち研究者チームは、掘削した孔を利用した地震波探査(略称はVSP。詳しくは22日の記事を参照のこと)で使用する計測機器を見学しました。写真は、JAMSTECの真田さんが、これらの計測機器が孔内でどのように作動してデータを取得するのか私たちに説明してくれているところです。



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かいれい日食?
2009年7月22日

Demian Saffer(共同首席研究者)

今日はあいにくの天気で80%も欠けているはずの太陽を見られませんでしたが、代わりに私たちは、これから共同で開始する孔内地震波探査の準備をしている研究船「かいれい」が「ちきゅう」の影に欠けていく現場を目撃しました!


(注釈)今回の掘削航海では、JAMSTECの深海調査研究船「かいれい」を移動させながらエアガンにより音波を発信し、掘削孔の中に降ろした地震計と海底に設置した地震計を用いて、孔内地震波探査などを実施し、高精度にプレート境界や付加体の地質構造に関するデータを入手することを計画しています。

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「ちきゅう」から皆既日食をみよう!が、しかし。
2009年7月22日

Tadashi Yoshizawa(アウトリーチ担当)

本日2009年7月22日は、なんと日本で46年ぶりとなる皆既日食が見られる絶好のチャンス、ということで、ここ約60km沖合の南海トラフでも、約80%も欠けた太陽が見られるはず!乗船研究者の加納さん(京都大学・日本)は、用意周到に専用の遮光眼鏡を「ちきゅう」に持ってきたのですが、見上げる空は、ぶ厚い雲と大粒の雨。遮光眼鏡から見えたのは、「ちきゅう」掘削タワーのライトでした・・・。残念。



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「今日の一枚」
2009年7月21日

Demian Saffer(共同首席研究者)

乗船研究者のDavid Buchs(ローザンヌ大学・スイス)と川端訓代(台湾国立中央大学)が、IODP初のライザー掘削孔から回収したコアの記載を行っています。これらのコアは、海底下約1500mもの深さ(!)から回収したもので、熊野海盆と南海トラフ沈み込み帯の地質的な歴史を紐解く情報が詰まっています。



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さあ、はじまります!
2009年7月19日

Tadashi Yoshizawa(アウトリーチ担当)

今週から、新たに乗船した「ちきゅう」研究チームが、順番に船上での研究や生活の様子をレポートしてくれます。乞うご期待ください!
交代で下船した研究チームの皆さん、6週間の船上研究、お疲れ様でした!
(下船前に「ちきゅう」クルーと一緒に記念撮影。彼らはIODPで最初のライザー掘削航海の研究チームとなりました。)



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