┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ CHIKYU MAIL NEWS 20号 2006/3/17   CHIKYU MAIL NEWSは、地球の謎に挑戦する   「ちきゅう」の最新情報、イベント告知、科学と   技術に関する記事を皆様にお届けしています。 CHIKYU HAKKEN WEB SITE http://www.jamstec.go.jp/chikyu/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■古環境変動を解読する!貴重なサンゴ化石標本の分析開始■ 【IODP国際計画管理法人プレスリリース(抜粋)】 ブレーメン(ドイツ): 統合国際深海掘削計画(IODP)が サポートする国際的な研究者チームが2005年10、11月に タヒチ沖で採取したサンゴの化石標本を分析するため、 このほどブレーメン大学に集まった。フランス、日本の 共同首席研究者をはじめとする研究チームは、2週間前から、 タヒチ沖の海底で掘削された37の孔から採取された全長 632メートルに及ぶ化石試料について、今後1年間にわたる 分析を開始した。IODPタヒチ航海参加研究者は、南太平洋に おける過去2万年間の海水温と塩分の変化の完全な記録や、 最終氷期以降の海面の変化について、これまでで最も正確な 物的証拠を収集したということである。 日本の共同主席研究員の井龍康文博士(東北大学助教授)は、 「採取したなかで最も長く連続している塊状サンゴ(ハマサンゴ) のコアは長さ3.5メートルだ。これによって、350年間分の 気候記録が解読できる。塊状サンゴは、エルニーニョのような 異常現象の頻度や規模を解明するために、非常に有用である」 と述べています。 また、共同首席研究者のジルベール・カモアン氏(フランス 地球科学環境研究センター)は、「タヒチは、過去約2万年に わたる海面の変化を保存している記録の宝庫をわれわれに与えた。 サンゴは環境の変化に敏感なので、採取したサンゴ礁のコア 試料を検討することによって、最終氷期以降、すなわち 過去2万3000年間の海面上昇期のサンゴ礁の形成過程について、 より正確な理解を得ることができる」(つづく) 詳細は IODP 国際計画管理法人(IODP-MI) http://www.iodp.org/ ================================================ 統合国際深海掘削計画(IODP)は、複数の科学掘削船を 用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動の解明、 地震発生メカニズムの解明、地殻内生命の探求等を目的 として研究を行う国際研究協力プロジェクトです。 www.iodp.org ================================================ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ CHIKYU MAIL NEWS 20号 2006/3/17 CHIKYU MAIL NEWS 登録中の方にお送りしています。 購読の登録・中止はこちらから http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/mailnews/ CHIKYU HAKKENウェブサイトは、独立行政法人 海洋研究開発機構 (JAMSTEC)が運用する 地球深部探査船「ちきゅう」とその科学と技術に 関する情報の発信基地です。 http://www.jamstec.go.jp/chikyu/ 発行元: 独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC) 地球深部探査センター(CDEX)普及広報グループ COPYRIGHT 2006 JAMSTEC All Rights Reserved. ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛