┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ CHIKYU MAIL NEWS 39号 2006/10/18   CHIKYU MAIL NEWSは、地球の謎に挑戦する   「ちきゅう」やIODPの最新情報、イベント告知   科学と技術に関する記事を皆様にお届けします。 CHIKYU HAKKEN WEB SITE http://www.jamstec.go.jp/chikyu/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◆【プレスリリース】 地球深部探査船「ちきゅう」下北半島東方沖掘削試験について -噴出防止装置(BOP)の接続部損傷状況について- 平成18年10月17日 海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)の地球深部探査船「ちきゅう」は、 下北半島東方沖(八戸市北東沖約100km)の試験・訓練海域において、 急速に発達した低気圧の影響により噴出防止装置(BOP)等の接続部に 激しい動揺により生じたと思われる損傷が発見されたため、10月12日から ライザー管の揚収作業を開始し、10月15日午前、上部BOPを船上に 引き上げた後、損傷状況の確認作業を実施しておりました。 この結果、上部BOPに2カ所ある油圧勘合部のうちの1カ所について この油圧勘合部を上下動させるためのシリンダーロッド(棒状部材)1つが 曲損していることが確認されました。 現在、交換部品手配をしておりますが即時入手が困難であり、この修復を 実施せずに安全なライザー掘削が行えないこと、海底に設置されている 下部BOPの損傷状況の確認が必要であることが判明しました。 一方、本試験の目的としていたシステム総合試験(SIT)(*)については 概ね終了しており、残された試験項目についても今後の試験運用の期間中 に十分に実施できる見込みであります。 また、下北半島沖では例年11月以降悪天候が続くことが予想され、 当初から10月までの掘削試験を予定していたところ、本試験海域において 掘削試験を継続することは困難と判断されることから、このたびの 「下北半島東方沖掘削試験」はこれをもって終結することと致しました。 今後は、BOPを再接続し、掘削孔の廃孔処理をした後、ライザー管及び BOP全体を引き上げて損傷状況の確認作業を実施する予定です。 (*) 【システム総合試験における主要試験項目】 (1) ライザーパイプ及びBOP(噴出防止装置)の降下と海底面への設置 (2) ライザーパイプ・BOPの緊急離脱試験 (3) ケーシングパイプの設置とセメンチング (4) 「ちきゅう」コア採取システムの実海域試験 (5) 物理検層(ワイヤーラインロギング)のシステム試験 画像など、本リリースはウェブサイトでご覧いただけます。 http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/PR/0610/1017/index.html ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ CHIKYU MAIL NEWS 登録中の方にお送りしています。 購読の登録・中止はこちらから http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/mailnews/ CHIKYU HAKKENウェブサイトは、 地球深部探査船「ちきゅう」とその科学と技術に 関する情報の発信基地です。 http://www.jamstec.go.jp/chikyu/ 統合国際深海掘削計画(IODP)は、複数の科学掘削船を 用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動の解明 地震発生メカニズムの解明、地殻内生命の探求等を 目的として研究を行う国際研究協力プロジェクトです。 http://www.iodp.org/ 海洋研究開発機構地球深部探査センターは、IODP 日本実施機関として「ちきゅう」を運用しています。 発行元: 独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC) 地球深部探査センター(CDEX) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛