┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ CHIKYU MAIL NEWS 73号 2007/11/12   CHIKYU MAIL NEWSは、地球の謎に挑戦する   「ちきゅう」やIODPの最新情報、イベント情報   科学と技術に関する記事を皆様にお届けします。 CHIKYU HAKKEN WEB SITE http://www.jamstec.go.jp/chikyu/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ =================================================== 南海トラフ地震発生帯掘削計画ステージ1 IODP第314次研究航海ウィークリーレポート(第7週) 2007年11月9日 http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/Expedition/NantroSEIZE/exp314_wr7.html =================================================== 11月2日午前3時45分、サイトC0004(NT2-01I)での安全性評価の ためのパイロット掘削を終了し、引き続き掘削同時検層(LWD)の 準備を開始しました。黒潮上流側から掘削機器を降下しながら 「ちきゅう」を移動させ、18時45分に水深2637mの地点で掘削同時 検層を開始しました。海底下約60mまで水圧による圧入を行い、 その後、回転式掘削に移行しました。海底下235mまで掘削したところで、 孔内状況を改善するための処置を行い、11 月3日12時30分に 予定深度の海底下400mに到達しました。 21時45分に掘削機器の船上への回収を終了し、11月4日午前0時00分に 本孔で取得した全てのLWDデータの回収を終了しました。次の掘削 サイト(NT2-01E)に移動後、前サイトと同様に、掘削サイトより黒潮の やや上流側から掘削機器を降下し、11月5日午前1時00分にパイロット 掘削を開始しました(水深2446.5 m;C0005A)。 最初の50mは水圧により圧入し、その後午前2時15分から回転式の 掘削に変更しました。途中から掘削孔内状況が悪化し、改善作業を 慎重に進めましたが、掘削パイプにかかる負荷が軽減できなくなった ため、23時00分にドリルパイプを引き上げることとし、11月6日に掘削 パイプを海底面まで引き上げ、水中に下げたまま約300m南東方向に 離れた次の掘削地点(NT2-01G; 同じサイト内の別の孔)に移動しました。 作業中に発生した無人探査機(ROV)の動力制御の不具合などの修理、 部品交換などの作業を行った後、11月7日午前0時00分より掘削パイプ を降下し始めました。4.5ノットという黒潮による強い潮流のため、同様に 上流側から3.8海里ほど移動しながら作業を進めました。18時00分に 水深 2524.5mの地点で掘削を開始しましたが、無人探査機(ROV)に 再び不具合が発生したため、海底下37m掘削したところで、午後19時 00分に掘削を中止、次のサイトであるNT1-03に移動することを決断しました。 11月8日午前1時00分に全ての掘削機器の回収を終え、「ちきゅう」は NT1-03サイトに向けて移動しました。午前4時15分から音響測位装置 の設置を開始、23時00分に設置作業を終了しました。その後、黒潮の 上流側約5海里の地点から、パイプのネジ緩みを確認するため掘削 パイプのジョイント部分をひとつひとつ確認しながら降下を開始。 11月10日午前0時15分、水深3875mの地点で掘削同時検層に向けた パイロット掘削を開始しました。 乗船研究者は、掘削サイトのレポートや取得したデータの処理を行って います。11月3日よりC0003サイトのレポートのレビューを開始、また 11月4日からは、C0004サイトのデータ処理、解析を始めました。データの 解析結果について、乗船研究者と検層エンジニアが議論を重ねています。 11月8日には C0004のサイトレポートの会議を開催し、作成いたしました。 今週の安全訓練は、火災が発生し総員退船するという想定で行いました。 研究区画では、科学支援技術者が、次の研究航海でのコア処理に向けて、 研究機器類の最終調整を行っています。またコアの運搬手順の再確認や 安全会議等も行っています。 =================================================== 「ちきゅうメールニュース」では、IODP南海掘削の実施中、 船上から届くウィークリーレポートを配信しています。 ◇最新の掘削状況を知るには (IODP南海掘削特設ページへ) http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/CHIKYU/status.html ◇船上の様子を写真で見るには (第314次研究航海フォトギャラリーへ) http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/Expedition/NantroSEIZE/exp314_pg.html ◇購読をみんなに勧める (メールニュース登録ページへ) http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/mailnews/index.html ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ CHIKYU MAIL NEWS 登録中の方にお送りしています。 購読の登録・中止はこちらから http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/mailnews/ CHIKYU HAKKENウェブサイトは、 地球深部探査船「ちきゅう」とその科学と技術に 関する情報の発信基地です。 http://www.jamstec.go.jp/chikyu/ 統合国際深海掘削計画(IODP)は、複数の科学掘削船を 用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動の解明 地震発生メカニズムの解明、地殻内生命の探求等を 目的として研究を行う国際研究協力プロジェクトです。 http://www.iodp.org/ 海洋研究開発機構地球深部探査センターは、IODP 日本実施機関として「ちきゅう」を運用しています。 発行元: 独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC) 地球深部探査センター(CDEX) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛