┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ CHIKYU MAIL NEWS 80号 2007/12/11   CHIKYU MAIL NEWSは、地球の謎に挑戦する   「ちきゅう」やIODPの最新情報、イベント情報   科学と技術に関する記事を皆様にお届けします。 CHIKYU HAKKEN WEB SITE http://www.jamstec.go.jp/chikyu/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ =================================================== 南海トラフ地震発生帯掘削計画ステージ1 IODP第315次研究航海ウィークリーレポート(第3週) 2007年12月7日 http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/Expedition/NantroSEIZE/exp315_wr3.html =================================================== IODP第315次研究航海の第3週は、サイトC0001の不安定な孔壁に 悩まされた一週間でした。掘削孔Hで海底下452mまでコアを採取 した後、掘削するのが難しい深度を掘り飛ばすために、コアを 採取しない掘削方式に変更しました。無人探査機(ROV)の回収 のために天候回復を待って、12月1日に掘削を再開しました。 海底下600mまで二日間で到達し、12月4日に再びコア採取をする ための掘削方式に変更しました。孔壁が不安定なため、コア採取 を再開する前に孔壁を安定させるための作業を繰り返しましたが、 状況は改善せず、この掘削孔Hでのコア採取を断念することに しました。引き続き、東に60m移動して、再度コア採取することとし、 12月5日の午後に新しい掘削孔Iを開孔しました。海底下70mまで 水圧を利用して進入し、さらに海底下425mまでコア採取をしないで 掘り進みました。海底下522mまで進む間に何度かパイプが埋まって しまう問題が発生し、孔壁を安定させる作業を行っている間に、 海底下469mの地点で再度パイプが埋まり、71トンの力を掛けること により離脱しました。この結果を受けて、サイトC0001での作業を 断念し、12月7日に掘削パイプの回収を開始しました。引き続き、 次のサイトC0002に移動することになりました。 乗船研究者はこれまでに採取したコアに加えて、掘削孔Hで採取した 10.6m分のコアとIODP第314次研究航海で採取した掘削孔Bのコアの計測 と肉眼による記載、サンプリングを行い、完了しました。掘削孔EとF において、化石層序と古地磁気層序はよく一致し、良い相関を示す ことがわかりました。サンプルを使って得た地震波速度と電気伝導度の データと、IODP第314次研究航海の掘削同時検層(LWD)のデータを 用いたコア・検層のデータ統合も行っています。これらの計測に加えて、 研究者個人の研究計画に基づくサンプリングも進行しています。 =================================================== 「ちきゅうメールニュース」では、IODP南海掘削の実施中、 船上から届くウィークリーレポートを配信しています。 ◇最新の掘削状況を知るには? (IODP南海掘削特設ページへ) http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/CHIKYU/status.html ◇船上の様子を写真で見るには? (第315次研究航海フォトギャラリーへ) http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/Expedition/NantroSEIZE/exp315_pg.html ◇購読をみんなに勧める! (メールニュース登録ページへ) http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/mailnews/index.html ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ CHIKYU MAIL NEWS 登録中の方にお送りしています。 購読の登録・中止はこちらから http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/mailnews/ CHIKYU HAKKENウェブサイトは、 地球深部探査船「ちきゅう」とその科学と技術に 関する情報の発信基地です。 http://www.jamstec.go.jp/chikyu/ 統合国際深海掘削計画(IODP)は、複数の科学掘削船を 用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動の解明 地震発生メカニズムの解明、地殻内生命の探求等を 目的として研究を行う国際研究協力プロジェクトです。 http://www.iodp.org/ 海洋研究開発機構地球深部探査センターは、IODP 日本実施機関として「ちきゅう」を運用しています。 発行元: 独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC) 地球深部探査センター(CDEX) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛