┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ CHIKYU MAIL NEWS 100号 2008/4/22   CHIKYU MAIL NEWSは、地球の謎に挑戦する   「ちきゅう」やIODPの最新情報、イベント情報   科学と技術に関する記事を皆様にお届けします。 CHIKYU HAKKEN WEB SITE http://www.jamstec.go.jp/chikyu/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ =================================================== 【最新情報】 「ちきゅう南海掘削ステージ1Bの実施計画について」 =================================================== 南海トラフ地震発生帯掘削計画のプロジェクト管理国際チームの メンバーでもある、倉本真一(地球深部探査センターIODP研究 航海統括)から、今年度に予定している「ちきゅう」による 南海掘削の内容についてメッセージをお伝えします。 ---------------------- 皆さん、南海掘削へのご支援ありがとうございます。「ちきゅう」の 統合国際深海掘削計画(IODP)としての初めての科学掘削航海が 昨年9月に開始され、初期計画(ステージ1A)を無事終了すること ができました。すでに多くの科学成果が出始めておりますが、 掘削前には予期できなかったような新しい発見もあり、いま研究者 たちは科学論文としての公表に全精力を注いでいるところです。 一方、南海掘削はまだ始まったばかりであり、引き続き科学掘削を 続けていく予定です。本年度のIODPでの計画は、ステージ1で 計画されている残りの掘削サイトにおいて地球深部探査船 「ちきゅう」による2つの研究航海を約2ヶ月間に渡って 実施することを計画しています。 第318次研究航海「南海掘削ステージ1B沈み込みインプットサイト掘削」 では、プレート沈み込み帯に運び込まれる物質の構成と状態を調査 するため、南海トラフの海溝軸からさらに南側のインプットサイトの 1ヶ所(掘削提案サイト名NT1-07)と、陸側の付加体斜面上の 1ヶ所(掘削サイト名C0004付近)において、柱状地質試料(コア)の 採取、掘削孔内の温度計測、ワイヤライン検層を実施する予定です。 (予備サイトとして他に4地点を検討しています。) 付加体に運び込まれる物質の初期の状態について、既に取得した データと比較しながら基礎的な計測を「ちきゅう」船上で行います。 現在、各国IODPプログラムオフィスでは、南海トラフ沈み込み帯に 運び込まれる堆積物と海洋地殻、そこに含まれる流体と微生物、 およびプレート境界断層システム、浅部分岐断層を研究対象とする 乗船研究者を募集していますので、日本国内からの乗船希望者は、 日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)までご応募ください。 http://www.j-desc.org 引き続き「ちきゅう」は、将来のライザーレス掘削孔での 長期孔内計測に向けたケーシングパイプの設置を行う 第319次研究航海「南海掘削ステージ1Bライザーレス長期孔内 計測技術」を実施する予定です。長期孔内計測は、南海掘削の 主要な科学目標のひとつであり、本航海では将来に機器設置を予定 している掘削サイトC0004(NT2-01I)とC0002(NT3-01)にケーシング パイプとウェルヘッドを設置する予定です。コア採取や計測は 実施せず、1名から2名の研究者代表が乗船する計画です。 長期計測センサーは2010年以降に掘削孔内に設置する予定です。 これらステージ1の掘削航海を終えれば、次はいよいよライザー 掘削へ突入していきます。1つずつ確実に地球を理解しながら、 前人未到の科学掘削にチャレンジしていきます。ますますの ご支援をお願い致します。 倉本真一■IODP研究航海統括 海洋研究開発機構地球深部探査センター IODP南海掘削国際プロジェクト管理チームの メンバーで、専門は海洋地質学。 ------------------------------- 南海掘削のステージ概要、今後の研究航海の情報は、 以下のページでもご覧いただけます。 ◆ちきゅう発見ウェブ|南海トラフ地震発生帯掘削計画 http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/Expedition/NantroSEIZE/index.html =================================================== 【JAMSTECプレスリリース】 地球深部探査船「ちきゅう」のドック工事終了と当面の予定について 〜アジマススラスターの一部損傷の判明〜(2008年4月22日発表) 海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)の運用する地球深部探査船 「ちきゅう」について、平成20年2月23日から佐世保重工業 株式会社佐世保造船所において実施していた中間検査工事 および保守・点検・整備・改良工事が、本日終了しました。 この間、アジマススラスター(船位保持のための360度回転可能な プロペラ)の開放点検工程で、推力を伝導するギアの歯の一部に クラックおよび歯こぼれが発見されました(全6基のギアのうち3基)。 うち1基のギアについては予備品と交換し、残り2基のギアについては 応急処置を施しており、現在は出力制限をして運航可能な状態ですが、 強潮流海域での長期間の定点保持に影響を与える可能性がある ことから、現在、機構内に対策チームを設置し、早急な改善を目指し、 原因究明と対策の検討を進めています。 「ちきゅう」の今後の運航については、当面、佐世保沖にて諸調整 を行い、上記の原因究明と対策の検討を踏まえ、本年度後半に 予定している紀伊半島沖熊野灘での統合国際深海掘削計画(IODP) の科学掘削の実施に向けて準備を行う予定です。 ◇詳細はウェブの発表資料をご覧ください。 http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20080422/index.html =================================================== 【プレゼント】「ちきゅうメールニュース」第100号配信記念! ご購読いただいている皆様に支えていただきながら、 「ちきゅうメールニュース」も今号で第100号を迎えることが できました。ご愛読感謝です。 日頃の感謝の気持ちも込めましてメールニュース会員の 皆さまの中から、抽選で10名様に「特製IODPロゴ入り ステンレスマグカップ(390ml)」をプレゼントいたします。 【応募方法】 Eメールの件名に「マグカップ希望」と明記の上、本文に 「郵便番号、住所、氏名、本メールニュースに登録されている Eメールアドレス」をお書きの上、まで お送り下さい。 ------------------------------------------ 郵便番号: 住  所: 氏  名: ちきゅうニュースメールに 登録されているEメールアドレス: ------------------------------------------ ◇ちきゅうメールニュースの新規購読はこちらから◇ http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/mailnews/index.html ------------------------------------------ ■締め切り 2008年4月27日(日)必着 ■注意事項 *当選者の発表は発送をもってかえさせて頂きます。 *記入漏れ等がある場合は、ご応募は無効とさせていただきます。 *ご住所・転居先が不明などでお届けできない場合は、無効と させていただきます。 *当機構関係者は応募できません。 *お預かりした個人情報は、プレゼントの発送または 確認のご連絡のために利用し、独立行政法人 海洋研究開発機構個人情報保護管理規定に基づき 安全かつ適正に取り扱います。 これからもちきゅうメールニュースは、タイムリーに 「ちきゅう」や掘削科学の最新情報をお送りしていきます。 今後も「ちきゅう」および「統合国際深海掘削計画(IODP)」 への変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 =================================================== 【ご注意ください!「なりすまし」メール】 送信者がと表記される「なりすまし」と 思われるスパムメールが確認されています。これらのメールは 地球深部探査センター(CDEX)や「ちきゅうメールニュース」 とは関係ございませんので、怪しいと思ったらメールを開かない、 HTML形式の画像を表示しない、リンクをクリックしないように ご注意ください。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ CHIKYU MAIL NEWS 登録中の方にお送りしています。 購読の登録・中止はこちらから http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/mailnews/ CHIKYU HAKKENウェブサイトは、 地球深部探査船「ちきゅう」とその科学と技術に 関する情報の発信基地です。 http://www.jamstec.go.jp/chikyu/ 統合国際深海掘削計画(IODP)は、複数の科学掘削船を 用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動の解明 地震発生メカニズムの解明、地殻内生命の探求等を 目的として研究を行う国際研究協力プロジェクトです。 http://www.iodp.org/ 海洋研究開発機構地球深部探査センターは、IODP 日本実施機関として「ちきゅう」を運用しています。 発行元: 独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC) 地球深部探査センター(CDEX) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛