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統合国際深海掘削計画(IODP)は、南海トラフ地震発生帯掘削計画(南海掘削)における将来の乗船研究者の募集を開始しました。
IODP初のライザー掘削となる第319次研究航海(「ライザー/ライザーレス掘削長期孔内計測-1 」2009年3月〜7月を予定)では、熊野前弧海盆(提案サイトNT2-11)におけるライザー掘削と、巨大分岐断層浅部(提案サイトNT2-01J)におけるライザーレス掘削を行い、長期孔内計測機器を将来設置するため、掘削孔壁の保護(ケーシング)を行う計画です。
サイエンスパーティーは、おおよそ30-36名で構成し、ローテーションを組んで、船上には常時10-13名が乗船する予定です。カッティングス(掘削クズ)の分析、検層や孔内計測によるデータ取得と、一定の深度でコアサンプルを採取する計画です。
本航海では、付加体内部や前弧海盆の構造や歴史、応力状態、分岐断層浅部のデータ解析などを研究対象とした科学者を募集します。特に、ロギングデータ解析、生層位学、堆積学、孔内試験、泥水ガス分析のスペシャリストを募集します。
引き続き実施される第322次研究航海(「沈み込みインプット」2009年8月〜9月初旬予定)では、地震発生帯に運び込まれる物質の初期状態を解明するために、紀伊半島沖で、将来プレートとともに沈み込んでいく海底堆積物の組成、構造、物理的状態を調査する計画です。掘削提案サイトNT1-07において、ライザーレス掘削により、コアの採取と孔内計測、ワイヤーラインロギングを行い、サイエンスパーティーは、船上でスタンダード分析を行います。南海トラフのプレート沈み込み帯における堆積物、岩石、流体、微生物を研究対象とする科学者を募集します。
上記2航海の研究目的や南海掘削の概要は、
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/Expedition/index.html
に掲載されています。興味のある研究者は、「2008年10月15日まで2008年11月1日まで」にIODP参加各国のプログラムメンバーオフィスまでご応募ください。(*日本国内研究者は、「日本地球掘削科学コンソーシアム」が応募先となります。)地球深部探査センターは、各国のIODPプログラムメンバーオフィスからノミネートされた科学者から、各国の持つ乗船枠の調整をし、最大限の科学成果を得るための乗船科学者パーティーを共同首席研究者と決定します。
IODPに関する詳細は、http://www.iodp.orgをご覧ください。
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