地球発見 まだまだ知らない「ちきゅう」がある。

CDEX

新しい発想、新しい枠組みで進めていくために

 2013年4月には、これからの「ちきゅう」10年の計画に関する国際ワークショップ「CHIKYU +10」を開催します。国内外約300名の研究者が集って、今後の「ちきゅう」で行う研究、特に「ライザー掘削」を使った研究について話し合いが行われます。
 「CHIKYU+10」では、「地震発生帯」、「マントル調査」、「海底下生命圏」、「大陸形成」、「地球史の変遷」などのテーマを掲げています。いずれも大きく重要なテーマで、研究者はこのテーマの研究を進めるうえで、最適なフィールド(掘削点)の候補などを持ち寄ってくることでしょう。このワークショップには、「ちきゅう」の技術者も参加し、研究者が持ち寄った課題を達成するためには、船側としてどのような装備や技術が必要なのかを確認することにもなります。研究者と技術者が交流することで、お互いの情報を共有できるということにもつながることでしょう。
 「CHIKYU+10」には、とくに若い研究者が集まってくれることを期待しています。これまでの専門領域にこだわらず、横断的な視野をもつことで、新たな世界が開かれるはずです。「ちきゅう」に関するさまざまな分野の研究者が集まることで、柔軟な議論と交流が行われることになると思います。  「ちきゅう」は、これまでの枠組みにはない科学を目指しており、それが可能である船です。科学の進歩には、ブレイクスルーとなる研究や技術が不可欠であり、「ちきゅう」の役割はまさにそこにあるといえます。
 めざすのは「1番の研究」です。そのために、私たちはより一層、活動を進めていきたいと思います。