
それぞれの岩相に用いられる色は、ある程度慣習的に決まっており、花崗岩や閃緑岩などの深成岩は赤系、砂岩や泥岩などの堆積岩は黄〜茶系、玄武岩及び玄武岩起源の変成岩(緑色岩、緑色片岩、角閃岩など)は緑系、カンラン岩は紫系、が多いようです(ただし例外もあり)。これにより、地質図をぱっと見ただけでその地域にどのような岩石が分布しているかがだいたい分かります。
地層や岩石は、地球の歴史を通じてゆっくりと形成されてきたものです。地質学では、地球ができてからの歴史をいくつかの時代に区分しています。「ジュラ紀」や「白亜紀」などは、みなさんも耳にしたことがあるでしょう。正確な年代が分かる場合には「○○万年前の地層」というように呼んでも良いのですが(実際そういう言い方も使います)、地質時代区分は地質学上の大きな変化(例えばある生物群の絶滅など)を境目にしていることが多いので、例えば「ジュラ紀の地層」のように呼んだ方が、その地質学的な意味が分かりやすいこともあります。人間の歴史でも「西暦1630年頃」という代わりに「江戸時代の初期」と言った方が分かりやすい場合があるのと同様です。


