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地球内部物質循環研究分野

マルチスケール物質解析で固体地球の進化と営みの謎に迫ります

地球は、海・大陸・生命の存在、活発な地震・火山活動・プレート運動・磁場で特徴づけられる、太陽系で最も多様性に富み活発な岩石惑星です。地球の進化と営みのメカニズムの理解は、「地球は、なぜ豊かだが災害が多いのか?その根本的理由は何なのか?」の問いに答える基礎ともなります。そのため、私たちは、固体地球の表層における元素輸送と濃縮過程、それらを載せたプレートの地球内部への沈み込みや地球内部での対流、さらに地球内部から地表への元素の環流を含む全地球規模の物質循環システムを調べます。物質循環を駆動する熱機関としての特徴やメカニズム、さらに元素循環や濃縮を促進する「水」が存在する惑星としての地球を、岩石や流体を含むさまざまな物質の「ミクロからグローバルな物理化学的解析」によってとらえ、地球物理学的観測や数値シミュレーションを統合して解き明かしてゆきます。地球固有のプレート運動と、その運動の根本的理解を含む包括的な地球像を構築し、対流運動にともなう地球内部構造の形成、地殻変動や火成作用、300種を超える多様な岩石、鉱床、資源を生み、生命をもはぐくむ元素分別・濃集過程の理解と将来予測をめざします。

地球内部物質循環研究分野
分野長 岩森 光

2015/12/14
第4回 海と命と地球をめぐる公開講演会「変動する日本列島」(開催日:2/27)
2015/11/30
研究支援パートタイマー公募について
2015/10/23
ポストドクトラル研究員公募について
2015/08/25
伊豆-小笠原-マリアナ弧の前弧玄武岩が背弧側の奄美三角海盆まで広範囲に分布していることを海底掘削により発見 ~5200万年前に開始したプレートの沈み込みは「自発的沈み込み」だった~
2015/05/22
【極地研より発表】地球最後の磁場逆転は従来説より1万年以上遅かった 千葉県市原市の火山灰層の超微量・高精度分析により判明
2015/05/03
桑谷立研究員が取材協力した記事「宇宙や津波 数学で迫る 少ないデータで本質解析」が、日本経済新聞(2015年5月3日朝刊15面)に掲載されました。
2015/03/31
岩森光分野長・中村仁美研究員の共著論文がEarth,Planets and Space誌の2014年ハイライト論文に選ばれました。
論文要旨:有馬温泉水に代表される「有馬型塩水」は、海水の約2倍もの塩濃度や特有の同位体比を示し、1970年代より地球深部由来の可能性が指摘されていた。沈み込むスラブからの脱水数値シミュレーションと溶存元素・同位体の詳細解析から、有馬型塩水がスラブ由来流体である可能性が初めて示された。