地震津波・防災研究プロジェクト

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2007年チリで発生した地震の解析

2007年11月14日15時40分(UTC, 日本時間15日0時40分)に南米チリでマグニチュード7.7(USGS)の地震が発生しました(図1)。遠地実体波を用いた震源破壊過程の解析結果を報告致します。

図1 本震の発生位置(赤色星印)と周辺で過去に発生した巨大地震の分布(紫色星印)。

・データ
IRIS広帯域地震計で記録された波形データ(36観測点)を使いました。観測点分布を図2に示します。

図2 解析で使用した観測点(黄色三角印)の分布。

・解析結果
地震モーメント: 4.5×10**20 Nm
モーメントマグニチュード: 7.7
断層のサイズ: 120 km × 100 km
深さ:50 km
(走向,傾斜角,すべり角):(4, 32, 105)
破壊継続時間: 47 s
最大すべり量: 5.6 m

断層面におけるすべり分布、震源時間関数、メカニズム解を図3に示します。メカニズムは逆断層型です。破壊は深さ約50 kmで始まり、北から南へ、深い所から浅い所へ破壊が進展しています(図4)。震源付近と震源から南西側に大きなすべり領域があり、観測波形にはこれらの領域から放出されたと見られる波形の山が見られます(図5)。この地域はナスカプレートが沈み込み、大地震・巨大地震が過去に数多く発生しています(図1)。今年の8月にはペルー沖でM8.1の地震が発生しています。
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図3 断層面上のすべり分布(上図)、震源時間関数(左下図)、メカニズム解(右下図)。すべり量のコンターは0.7 m毎に表示。

図4 すべり分布の地理的位置。

図5 観測波形(黒線)と理論波形(赤線)の比較。

(上記結果はその後の解析で変更されることがあります)