地震津波海域観測研究開発センター

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北米西部の地震を観測

2012年10月27日20時04分(現地時間,日本時間では28日12時04分)にカナダのクイーンシャーロット諸島付近(北緯52.769°、西経131.927°、深さ17.5km)でマグニチュード7.7の地震が発生しました。米国地質調査所(USGS)によれば、この地震は北米プレートとその下に沈み込んだ太平洋プレートとの境界で発生した逆断層型の地震と考えられています。

(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)では、紀伊半島沖熊野灘に20観測点から構成される地震・津波観測監視システム(Dense Oceanfloor Network System for Earthquakes and Tsunamis, 略称DONET)を設置しています。今回の地震は、これらの観測点でも地震波・津波を明瞭にとらえることができました。

10月28日の12時(日本時間)すぎに今回の地震による地震波を観測し、22時前に津波の第一波が観測されました。水圧計の記録から、KME20観測点(水深:1977m)での津波の波高は7mm程度と考えられます。第一波観測後、後続する津波が多数観測されています。津波の周期は、短周期側で周期3分程度までのものが観測されています。

図1 DONET観測点の水圧計記録による観測波形(潮汐は除去済)。10月28日12時(日本時間)すぎに地震波を観測(緑色枠)。津波は22時前から観測された(水色枠)。

図2 津波が観測された時間帯(図1の水色枠部分)を拡大。22時前に津波の第一波が観測された後、後続する津波が多数観測されている。