
2012年12月7日17時18分頃に三陸沖を震源とするM7.3(後に7.4に修正)の地震が発生しました。気象庁の観測によれば、この地震は海側のプレート内(アウターライズ)で発生した正断層型の地震で、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の余震と考えられています。
(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)では、紀伊半島沖熊野灘に20観測点から構成される地震・津波観測監視システム(Dense Oceanfloor Network System forEarthquakes and Tsunamis, 略称DONET)を設置しています。今回の地震は、これらの観測点でも地震波を明瞭にとらえることができました。各観測点では、17時20分頃P波初動が観測され、その約5〜10秒後に大きな振幅の波が観測されました。
図1 DONET観測点の広帯域地震計記録による17時19分から5分間の上下動観測波形。
図2 観測された地震波の初動付近(図1の青陰影部分)を拡大。P波初動が観測されてから約5〜10秒後に大きな振幅の波が観測されていることがわかる。