海外での地球温暖化の問題を現地の研究者から生で聞けるイベント
地球温暖化という言葉を日常生活でも耳にする機会が増えました。日本では真夏日が増えるなど肌で地球温暖化を感じることがありますが、外国ではどうでしょうか? 例えば、ロシアやモンゴルでは何が起きているのでしょうか。それを知るためのイベントとして「サイエンスカフェ~雪と氷の世界の温暖化」を2010年3月にJAMSTEC横浜研究所のゲストハウスで開きました。
ゲストスピーカーにロシアやモンゴルからの研究者を招き、コーヒーとチョコレートをつまみながら、約30名の参加者と議論を交わしました。このイベントは、JAMSTEC初の試みでロシア語・モンゴル語の通訳付きサイエンスカフェだったため、現地の生の声をより身近に感じていただけたのではないかと思います。
話題は、近年の地球環境の変化による氷河や凍土の縮小に加え、溶け水を生活に利用する人々の環境変化にまで及びました。ロシア-モンゴル-カザフスタン-中国の国境付近における氷河の観測秘話や、氷河の厚さ測るアイスレーダの話題など、普段日本ではあまり聞けない話を現地の研究者から直接伺えたことで、「さまざまな話に驚いた」という声をたくさんいただくことができました。これからもこのような機会を催し、多くの方に地球環境問題とその研究成果を実感していただきたいと考えています。
紺屋恵子(研究員:地球環境変動領域 北半球寒冷圏研究プログラム 雪氷変動研究チーム)