平成16年度地球シミュレータ研究プロジェクト利用報告会

利用責任者名 : 高瀬和之

プロジェクトサブテーマ1 : 直接解析手法による原子炉内複雑熱流動挙動の大規模数値シミュレーション

発表要旨

1.プロジェクトの目的

   本研究の目的は、大規模シミュレーションによる新しい炉心熱設計手法を開発することである。炉心熱設計には従来からサブチャンネル解析コードが用いられるが、実験結果に基づく構成式を必要とするため、実験データがない場合には高精度の予測は困難である。そこで、原子炉内で起こる沸騰二相流等の熱流動現象を直接的に解く計算科学的手法を用いることによって、実規模試験を必要としないシミュレーションだけによる炉心熱設計手法の確立を目指す。具体的には、革新的水冷却炉をフルサイズで模擬した体系で大規模シミュレーションを行い、炉心内の複雑熱流動現象を計算機上に再現する。

2.今年度当初の計画

3.今年度得られた成果、および達成度

<成果>

計算は最高100ノードを使った並列計算で、総メモリーは2テラバイト、計算格子点は約3億点である。

<達成度>

今年度の計画を十分達成できた。得られた成果を革新的水冷却炉の炉心設計に反映できた。