平成16年度地球シミュレータ研究プロジェクト利用報告会

利用責任者名 : 宮下敦巳

プロジェクトサブテーマ8 : 耐放射線性SiCデバイス用酸化膜の第一原理分子動力学シミュレーション

発表要旨

1.プロジェクトの目的

  ワイドギャップ半導体であるSiCを用いた半導体デバイスは、耐放射線にすぐれ、高電圧、高温での動作が可能なことから、従来のSiやGaAs半導体デバイスでは動作が困難な、原子炉や宇宙環境等、極限環境下で用いられる素子として期待されている。しかしSiCデバイスのSiC/SiO2界面にはSiデバイスのSi/SiO2界面に比べて界面欠陥が約100倍多く存在しており、チャネル内の電子移動度は理論的に予測される値よりも遥かに低い値しか実現できていない。物理的測定手法から推定される界面欠陥の原子構造から電気特性を推定することは困難であるため、第一原理分子動力学法を用いて界面欠陥構造を生成し、エネルギー準位や荷電状態等を算出することで、界面欠陥の物理構造とその電気特性との関連性を明らかにし、SiC結晶表面の酸化膜成長メカニズムを明確にする。これによりMOSFETの電気特性を最大限に引き出せる物理的界面形成法の開発指針を得る。

2.今年度当初の計画

3.今年度得られた成果、および達成度

<成果>

<達成度>