平成17年度地球シミュレータ研究プロジェクト利用報告会

プロジェクト名 : 全地球弾性応答シミュレーション

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発表要旨

1.プロジェクトの目的

地震波形インバージョン解析による地球内部三次元構造推定のために、グローバルスケールの三次元速度構造を考慮した高解像度波動伝播シミュレーションを行う。波動伝播シミュレーション手法としては、内部構造インバージョンと直接結びつくDSM法と、現時点で地球シミュレータにより到達しうる理論地震波形の精度を検証するためにスペクトル要素法との、二つの数値計算手法を用いる。

2.今年度当初の計画

波形インバージョン解析による地球内部3次元構造推定:
スペクトル要素法による3次元地球モデルに対する理論地震記録の計算:

3.今年度得られた成果、および達成度

<成果>

波形インバージョン解析による地球内部3次元構造推定:

独自手法を用いて、670 km 不連続面近傍に長波長不均質構造が卓越していることを検出し、二層対流説に対する新たな証拠を与えた。

スペクトル要素法による3次元地球モデルに対する理論地震記録の計算:

2004年12月26日スマトラ島沖地震の震源過程モデルに基づいて地震波形を計算し、震源過程モデルの検証を行った。また、理論地震波形データベースを構築し、研究者への公開を開始した。

<達成度>

波形インバージョン解析による地球内部3次元構造推定:

80%

スペクトル要素法による3次元地球モデルに対する理論地震記録の計算:

80%