平成19年度 地球シミュレータ利用報告会

バーチャル実証試験のための次世代計算固体力学シミュレータの開発

発表資料 (300KB)

1. プロジェクト名

バーチャル実証試験のための次世代計算固体力学シミュレータの開発

Development of the next-generation computational solid mechanics simulator for a virtual demonstration test

2. プロジェクト責任者名

塩谷 隆二

Ryuji Shioya

3. プロジェクトの目的

  • 汎用並列有限要素法解析システムADVENTUREの地球シミュレータ上への実装
  • 数億自由度モデルを用いた大規模非定常非線形解析の実現
  • 実験, 解析不可能であった問題規模での現象解明, 産業界への貢献

4. 今年度当初の計画

  • 2億自由度沸騰水型圧力容器(BWR)モデルの耐震解析
    実験データを用いた地震応答解析を行い,多質点系モデルとの結果,検証
  • 炭素繊維強化高圧水素タンク(CFPV)モデルの耐圧解析
    CFPVのモデリングを行い,異方性材料を考慮した非線形解析の実施
  • 地球シミュレータ上におけるADVENTUREの利用を補助するシステムの構築
    遠隔利用CAEシステムの実装

5. 今年度得られた成果、および達成度

成果

  • 2億自由度沸騰水型圧力容器(BWR)モデルの耐震解析
    実際の設計に用いる模擬地震波による地震応答解析(継続時間10秒,時間ステップ数1,000回)を約26時間(ノード数256,ジョブ数25回)で成功し,多質点系モデルとの比較や設計者を交えた結果の検証を行っている.
  • 炭素繊維強化高圧水素タンク(CFPV)モデルの耐圧解析
    斜交積層板複合材料を考慮した異方性材料解析システムを開発し,簡易化したCFPVモデルの解析を行った.
  • 地球シミュレータ上におけるADVENTUREの利用を補助するシステムの構築
    大規模可視化の実績を持つ並列オフライン可視化システムを地球シミュレータに移植しベクトル化を行った.2億自由度規模有限要素モデル解析結果の可視化(変形及びスカラー分布)に成功した.

達成度

  • 2億自由度沸騰水型圧力容器(BWR)モデルの耐震解析:90%
  • 炭素繊維強化高圧水素タンク(CFPV)モデルの耐圧解析:60%
  • 地球シミュレータ上におけるADVENTUREの利用を補助するシステムの構築:80%