DEMによる内部構造を持つ複雑多相系の粒子モデル
Particle modeling for complex multi-phase system with internal structures using DEM
阪口 秀 (IFREE/JAMSTEC)
Hide Sakaguchi
本プロジェクトは、粒子性物質が気相、液相、固相と混在している場で, 内部構造を作りながら複雑な振る舞いを示す系に対して、粒子系離散モデル(DEM-Discrete Element Method)と粒子系-連続体カップリングモデルを構築し、複雑多相系現象の解明と解析、予測に役立てることを目的としている。
平成20年度は,平成19年度に行なった血流のマルチスケールシミュレーションを発展させ,狭窄や分岐管のある複雑な流れ場における血流問題について取り組む.また,赤血球が硬化した場合や赤血球動同士が吸着する場合をシミュレートすることにより,血球がクラスターを形成する過程や病的な状態における赤血球の流動挙動が流動疎外に与える影響を明らかにし,様々な赤血球症の解明につなげる.
2007年度は以下の3点について検討した.
本年度は予め想定していた目標の70%程度の達成率である.今年度は,上記の計算に加えて,様々な血管形状内での赤血球流れや,赤血球が変性した場合についてもシミュレーションを行う予定であったが,上記全ての研究が物理的に時間を要するものであったため地球シミュレータリソースを大きく消費してしまい,他のシミュレーションを行うことができなかった.