高度計算表現法研究グループ / 研究

Last Update : 2007.5.18

MovieMaker
A Parallel Movie-Making Software for Large Scale Simulations


 時間が経つにつれて変化する自然現象を数値シミュレーションすると、時間変化する数値データ が得られます。このような時間変化を伴うデータを観察・分析したい場合には、動画が非常に有効な手段となります。 しかし動画は非常に沢山の静止画像から構 成されているため、一本の動画を作成するには一枚の画像を作成するより遥かに作業時間が掛かってしまいます。 ましてや地球シミュレータで行われている大規 模数値シミュレーションから生み出される巨大なデータから動画を現実的な時間内で作成することは既存のツールでは到底不可能でした。 そこで我々は、そんな 巨大なデータからでも高速に動画を作成できるソフトウェア「MovieMaker」を開発しました。
 MovieMakerの開発目標は「1TeraByte(*)のデータから一晩で動画を作れること」としていましたが、開発後の性能計測でこの目標を達 成した事が確認されました。MovieMakarは複数のCPUで処理する並列レンダリングソフトウェアで、ボリュームレンダリング等値面流線追跡といった可視化機能をもっています。この MovieMakerは既に研究分野を問わずに様々な可視化・動画作成に利用されています。

(*)1TeraByte=1024GigaByte, CDROM一枚650MBとすると約1600枚分