電子構造論とは、量子力学に基づいて分子の電子状態を決定し、分子の構造や物性を計算によって決定する理論や手法の総称である。
本セミナーでは、電子構造法のうち、特にab initio分子軌道法 (Hartree-Fock法、多配置SCF法、配置間相互作用法、Moller-Plesset摂動法、結合クラスター法、半経験的補外法など) と密度汎関数法に焦点を当て、主に一重項基底状態にある分子の計算手法について、それらの理論と数値解法の概略を、計算化学を専門としない研究者向けに紹介する。