スペクトルモデルは, (1) ルジャンドル変換を使うため高解像度に不向きで, (2) 緯度経度座標のため効率が悪く, (3) ギブス現象のためにノイズに満ちている と思われている.これら3つのうち,一部はスペクトルモデル固有の短所ではあるが,一部には誤りも含まれている. 短所の一部は,いくつかの手法を組み合わせることにより,画期的に改善することが可能である. 本セミナーでは,移流問題の数値解法を例に,スペクトルモデルに対する3つの誤解をとくことを試みる.