MSSG-CRESTセミナー

台風状況下の海面交換係数の最適化に関する基礎的研究

日時
3月14日(月)14:00 - 15:30 中止
場所
横浜研究所 シミュレータ研究棟1F会議室
講演者
伊藤 耕介
(京都大学)
使用言語
日本語

要旨

台風の強度予測は、今なお困難な地球科学上の課題のひとつである。
一般に台風強度は海面特性に大きく依存していると考えられており、台風状況下の大気海洋間の運動量・熱交換を特徴づける海面交換係数の評価は重要な研究対象となっている。

台風状況下では渦相関法を用いた実測が困難であり、間接的手法に基づいた値が提案されている。ただ、近年提案された値の間にも無視できないばらつきが存在するため、依然として強度予測への悪影響は大きいと考えられる。本研究ではこのような深刻な問題に対処すべく、観測可能な情報を海面交換係数の最適化へと転化するデータ同化手法を提案し、実行可能性について検証を行った。

具体的には、12時間おきに上空での航空機観測が得られたことを想定した仮想的な実験を行い、海面交換係数の最適化の実行可能性を確認した。また、最適化の結果として、強度のほか、内部コア領域の温度・水蒸気場の再現性が向上することが示された。

問い合わせ先

地球シミュレータセンター
大西 領
TEL: 045-778-5848(直通)
e-mail: onishi