研究者のHP




化学輸送モデリンググループ

大陸間長距離輸送・化学変質メカニズム

全球化学輸送モデルを用いて、オゾンがヨーロッパ・北米・アジアの各大陸内でどのように生成し、これらの大陸間をどのように長距離輸送されるかのメカニズムを明らかにします。こうした研究を通じて北半球における対流圏オゾン汚染の低減のため、ヨーロッパ・北米・アジアからの大気汚染物質の放出量を如何に削減すべきかについての科学的知見を集積します。




図:全球化学天気図:全球化学天気予報システムで計算された世界の化学天気図の例。大陸間輸送によってヨーロッパから東アジアへ一酸化炭素(黄色)が到達しているのが分かる。

大気質変動と気象・気候変動の相関

エアロゾル・オゾンなど大気汚染物質の大陸規模での分布と変動が、気候にどのように影響するか、また逆に気候変化が大気汚染にどのように影響するかを、化学輸送モデルと気候モデルとの結合により解析します。また東アジアのオゾンの変動が気象とどう関係しているかを研究し、高精度な化学天気予報に向けたモデルの開発を目指します。
図:(a):標準実験(エミッション変化のみ)で計算された2100年のオゾン東西平均分布(A2シナリオ)、(b):温暖化も考慮した場合の差(温暖化実験−標準実験)。対流圏界面も示す(黒実線:2100年温暖化、黒破線:標準実験)。