NEWS FRONTIER Newsletter No.10 Mar.2000 



 IPRCだより

IPRC News


 1997年10月に発足したIPRC は最初の数ヶ月は研究者5 人だけのミニ研究所でしたが、その後一人増え二人増えし続け、2年半経った現在では総勢40人弱(内博士号所有研究者24人)にまで発展しました。(この間短期滞在研究者ほぼ50人。平均滞在日数10日余り。更なる飛躍を求めて転職した研究者3名)。
 この内大多数は公募による採用です。私も何人かの選考に関わったことがありますが、日本と一番違うのは応募者の履歴に関する扱い方です。日本の履歴書にしばしば記されている年齢、国籍、性別、人種、身長、体重、家族構成などの個人的情報を求めることを米国の雇用均等法は禁じています。写真貼付を要求するなどはもっての他です。この「職場の仕事と直接関係ない要素を採否に持ち込んではならない」という精神は徹底しており、私が最初に秘書を雇った際には、大学の人事担当者から前もって面接の際決して質問してはならない例文が集められているマニュアルを渡されました。そこには「貴方は大学を何時頃卒業しましたか」、「貴方の母国語は何語ですか」、「貴方を呼ぶ時にはMr., Miss ,Mrs., Ms.のうちどの呼称を付けたら良いでしょうか」といった類のうっかり口にしそうな禁句が何十も載っています。性別を確認してはならないという教示が書いてあることから、面接しても女性か男性か判断しかねる人間が応募して来ることまでも想定していると思われます。
 なおIPRC がどんな特徴を持った研究所であるかについては「科学技術ジャーナル1999年5月号」20-21 ページの拙文「地球科学の国際交流を考える」を御覧下さるようお願い致します。

宮田元靖
(地球科学技術推進機構上席研究員、IPRC リエゾンオフィサー)

全体写真
宮田リエゾンオフィサー(後列中央)、その右がマックレアリーIPRC 所長、後列左端が三寺グループリーダー(SAC ミーティング)
Dr. Miyata, Liaison Officer (center in back row), his right Dr. MacKeary, Director-General of IPRC. Left end in back row is Dr. Mitsudera, Group Leader.(at SAC meeting)

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