TOPIC FRONTIER Newsletter No.11 July.2000 

地球観測フロンティア研究システム
本コーナーでは地球フロンティアとともに地球変動の研究に取り組んでいます観測フロンティアの活動を紹介しています。今回は、IARC複合分野グループの田中 教幸グループリーダーに研究グループと付属分析センターについてお話を伺いました。

   国際北極圏研究センター観測フロンティア複合分野グループと付属分析センターの現状

 田中 教幸(地球観測フロンティア IARC複合分野グループリーダー)

 北極圏での大気、海洋、海氷、生態系間の相互作用と気候変動の関係を学際的に研究する為に地球観測フロンティアIARC複合分野研究グループが組織され、今年度から本格的に活動が始まっている。 現在専任研究員6名(金博士、申博士、兎束博士、竹内博士、Jodwalis 博士、King 博士)、研究推進員1名(田中(智)研究員)、兼任研究員2名(私と服部博士)、複合領域秘書1名、技官1名の11名で研究推進体勢を整えつつある。現在の主な研究領域は北極域の水循環、物質循環、古環境、大気―陸域相互作用、大気化学であり、それぞれの分野で学位を取得したばかりの若い研究者構成となっている。

 複合分野研究では最新の分析機器を駆使して、いろいろな環境情報を引き出すことが必要である。その為に国際北極圏研究センターに分析センターを設置して、地球観測フロンティア研究遂行に必要な分析ニーズに答える体制を整えつつある。現在のところ水の安定同位体分析質量分析計の設置調整が終了、ガスクロマトグラフ質量分析計、FID,FPD、PDDガスクロマトグラフの設置調整が進んでいる段階である。今後は放射性炭素加速器型質量分析計、ICP質量分析計、バイオマーカー同位体質量分析装置、各種顕微鏡等を導入するとともに必要な技官を配置して、フロンティア研究のみならず、広く極域研究推進のために世界の研究者に開放していく予定である。 
 これは観測フロンティア研究計画の気候変動研究の発展に寄与できる一つの重要な活動になります。  

 写真1:同位体質量分析計 
 写真2:ガスクロ質量分析計
写真3:前列右端から筆者、Jodwalis Ph.D. 研究員、Le Roy
秘書、申研究員、後列左端から金研究員、King Ph.D.
研究員、Bower技官、兎束研究員
 
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