TOP FrontierNewsletter No.15 Jul.2001


地球フロンティア研究システム
中間評価委員会開催報告


 地球フロンティア研究システム中間評価委員会が2001年5月23・24・25日の3日間にわたり、海洋科学技術センター横浜研究所内において開催された。

 中間評価は、その中で外部評価を提唱している“科学技術基本計画”(1996年7月)や“国の研究開発全般に共通する評価の実施方法のありかたについての大綱的指針”(1997年8月)の閣議決定を踏まえ、地球フロンティア研究システム発足(1997年10月)にあたり開催された運営委員会において以下のように決定されたものである。「10年一期の中間地点すなわち5年目に、いままでの研究成果及び問題点、今後の計画等を見直し、6年目以降の計画に反映させていくことを目的とする。」6年目(2002年度)以降の計画に評価結果を反映する為には、2002年度の予算要求へその結果を反映させる必要があることから、地球フロンティアでは、2001年5月下旬に評価委員会を実施することとした。

集合写真
評価委員と地球フロンティア領域長及び事務局


 評価委員会は、国内外の第一線で活躍している国際的な研究者によって構成されている。その評価委員は、Dr. Akio Arakawa (UCLA, USA), Dr. Guy Brasseur (Co-chair/Max-Plank Institute,Germany), Dr. Gary Meyers (CSIRO, Australia), Dr. Hisashi Mitsuyasu(Kyushu University, Japan)、Dr. Berrien Moore III(Univ. of New Hampshire, USA )、Dr. Shuzo Nishioka ( NIES, Japan), Dr. Takashi Nitta (Co-chair/Halex Corporation, Japan), Dr. Soroosha Sorooshian (Univ. of Arizona, USA)の総勢8名。

 評価委員は、地球フロンティア側から一ヶ月前に送付された事前提出資料と、当日のシステム長・各領域長・及び合同推進事務局長によるプレゼンテーション、Q&A、個室にて行われた領域ごとの研究者と委員のみによる小プレゼンテーションと懇談等の結果を踏まえ、評価委員のみのclosed meetingにおいて審議検討を行った。25日の最終日には、全評価委員を代表して、共同議長の一人であるDr. Guy Brasseurが地球フロンティア全体に向け、口頭による評価結果の報告を行った。スピーチのセッションには、システム長、全領域長、文部科学省・JAMSTEC・NASDA関係者はもとより、100名程の地球フロンティア研究員及び推進スタッフが集まった。地球フロンティア全体として、今後の展開に対する関心の高さを示したとともに、自分達のフロンティアであるという研究員及びスタッフの自意識の高さが表れた結果となった。


会議の風景写真
中間評価委員会風景

 Dr. Brasseurは、そのスピーチの中で、これまでの研究成果、システム長及び領域長のscientific leadership、研究員の質、研究サポート体制を評価し、研究機関としては健全な状態であるとしたうえで、今後の研究計画について、領域間の融合をより進め、統合された地球モデルの構築に取り組むこと、組織構造、運営上幾つかを精査の上、改善を検討すべき点があると述べた。そして、世界的にイニシアティブをとる研究機関として、本研究機関の重要性を認識し、今後の更なる向上を目的とした提言(暫定版)を発表し、3日間にわたる委員会の幕を綴じた。現在、評価委員会では、領域別の評価、Recommendationをふくんだ評価レポートを取り纏めており、7月上旬に完成し、ホームページ等を通じて公表される予定である。詳細については、そちらを御参照願いたい。

 地球フロンティアでは、評価レポートをうけ、アクションプランを作成し今後の研究計画に反映させていくつもりである。



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