「気候変動研究の問題点とその突破口 ー真鍋淑郎博士さよなら講演会ー」開催

真鍋氏顔写真

 2001 年10 月26 日(金)、東京・芝の東京プリンスホテルサンフラワーホールにて地球フロンティア研究システム地球温暖化予測研究領域の真鍋淑郎領域長による単独講演会が開催された。真鍋領域長はこの11 月をもって地球フロンティアを去り、米国へ帰国された為、本講演会は事実上、地球フロンティア主催による公式な真鍋領域長の“さよなら講演会”となった。

真鍋氏講演風景1
 当日はフロンティア関係者のみならず、一般やプレス関係者など400 人の定員をほぼ埋め尽くす盛況の中、行われた。午前中の第1 部では、真鍋領域長の近年の気候変動のまとめともいえる研究講演をおこなった。

 午後の第2 部では、本研究システムの松野太郎システム長がインタビュア−となり、真鍋領域長の学生時代の話から始まり、気候変動の研究をはじめたきっかけ、卒業後、渡米の理由、その後の米国での研究生活、温暖化予測研究の軌跡と、過去から現在に至るまで、興味深いお話しをお聞きした。

真鍋氏講演風景2
途中、何度も会場を沸かせるような楽しい話を伺いながら、約3 時間はあっという間に過ぎ、会場からも、もっと話を聞きたかったとの声も聞かれた。この模様は、ビデオやCD-ROM 等で海洋科学技術センター横浜研究所資料室と地球フロンティア研究システム合同推進事務局に保存し、貸し出し可能にする予定である。

真鍋氏講演風景3


真鍋先生、また来て下さい

 地球温暖化予測研究領域長の真鍋淑郎先生は、11 月 30 日をもって地球フロンティアを辞され、米国プリン ストン大学の地球科学科大気海洋科学プログラムの客 員教授としてアメリカに戻られました。

 1997 年10 月1 日の地球フロンティア発足の時、最初 の専任領域長に就任され、生まれたばかりのフロンテ ィアで研究の指導の面ばかりでなく運営の面でも外国 研究機関での経験を生かして沢山の助言をして下さる など、4 年間でフロンティアを一人前に育て上げるのに 尽くして下さいました。それにも増して「モデルによ る気候の研究」という研究分野の創始者であり、地球温 暖化研究のパイオニア、世界のリーダーである方が我 がフロンティアに居られるという事がフロンティア研 究者の誇りとなり、国内外でフロンティアの名を確立す るのにどれ程大きな貢献をしたか測り知れません。

 地球シミュレータの完成を目前に控え、これを 100 %活用して地球温暖化予測研究を行うのは若いリ ーダーによらねばならないとの強いお考えで留任を 固辞されましたが、帰米後も時々フロンティアを訪れ てアドバイスをして下さるとの事です。どうか横浜 に来て地球フロンティアと日本の地球温暖化予測研究 を助け、見守って下さい。

(地球フロンティア研究システム システム長 松野太郎)

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地球観測衛星データ利用研究の支援

 地球科学技術推進機構(ESTO )では、宇宙開発事業団(NASDA )の委託を受け、本年度より地球フロンティアお よび地球観測フロンティアにおいて地球観測衛星データを利用する研究を対象とした支援業務を行っております。

 現在は、衛星データセットに関する情報収集や衛星データ利用研究者の要望の吸い上げを実施しております。 NASDA が所有する衛星データについては、利用案内・利用セミナー開催支援・データ取得申請業務を行っております。

 また、衛星データを利用する研究を強化する一環として生態系変動予測研究領域に導入されました領域サーバーと 衛星データ解析システムの管理を合わせて実施しております。



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