 |
杉ノ原 伸夫(すぎのはらのぶお)
東京大学名誉教授
前職フロリダ州立大学
大気・海洋予報研究センター研究員
専門分野および最近の研究
海洋物理学、海洋モデリング
「世界海洋大循環に関する研究」 |
地球観測フロンティア研究システム前システム長におきましては、9月30日付けでご退任されました。堀田前システム長の後任として、本年10月1日付けで新しくシステム長に就任致しました杉ノ原伸夫です。
地球観測フロンティア研究システムでは、地球気候の構成要素である海洋、陸面、大気のすべてを対象に、観測を手段として取り組み、これにより、気候現象の個々の素過程およびそれらの綜合的な相互作用を解明して、地球規模の変動に対する理解を深める観測研究を実施しております。
また、地球フロンティアで進めるモデルの開発や検証等にも貢献をしていきます。それに対応するため、以下の2つの観測研究領域があります。
| (1) |
自然の年々変動の原因となる熱帯大気海洋相互作用、亜表層・中層の海洋変動、黒潮変動の解明をめざず気候変動観測研究領域 |
| (2) |
アジア・ユーラシア地域・ユーラシア大陸を中心として、アジアモンスーンの年々変動、並びに地球温暖化にともなう長期的なモンスーン変動と水資源変動に関わる物理過程を解明する水循環観測研究領域 |
上記の観測研究領域を柱に、共生プロジェクトである大気組成変動観測タスクチームの実施体制を整備し、優れた研究指導者のリーダーシップのもと、流動研究員制度によって観測研究を実施しております。
当研究システムでは、横浜研究所を研究拠点として世界各地で観測を実施し、観測データの収集と解析を行うとともに、アラスカ大学に設置された国際北極圏研究センター(IARC)においても研究活動を推進しています。これら研究活動により、地球観測フロンティア研究システムの重要な役割である「地球環境の変化におけるプロセスの解明及び未知の現象へのアプローチ」を進めるとともに地球フロンティア研究システムに必要なデータを提供し、より密接な連携をはかってまいります。モデル研究と連携することで、より正確な気候モデルの構築に貢献することをめざします。
ここで実施されている研究は、プロジェクト型研究であり、研究実績をあげることが第一の目的であります。引き続き画期的な成果をあげるべく、斬新な研究体制のもと、そのポテンシャルを最大限に発揮させて、世界にも誇れるユニークな研究システムを構築していきます。
これまで海洋物理研究の分野において国内外の研究機関で培った数多くの経験をいかして、当研究システムの体制をさらに充実させていきたいと思っておりますので、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
|