気候モデルに関する日欧ワークショップ
(2002年9月17.19日、横浜)

Suryachandra A. Rao(地球フロンティア研究システム       
気候変動予測研究領域)


ワークショップの参加者一同(撮影:S. Behera)

2002年9月17から19日にかけて海洋科学技術センター横浜研究所内の地球フロンティア研究システム地球変動研究所で気候モデリングに関する日欧ワークショップが日本とEUの専門家の共同で開催されました。

ワークショップは地球フロンティア研究システムの松野システム長による歓迎の挨拶で始まりました。初日は3つのセッションにわたってEUと日本双方から16の研究発表が行われました。発表はモデル研究の科学的背景、地球シミュレータ(現在世界最高速のベクトル型並列スーパーコンピュータ)の上で動かされるモデルの検討、今後のモデル研究の動向の3つ重要な点が特に強調され、約33名の参加者により、いずれの研究発表も高い評価を受けました。

共同研究のテーマに関する話し合い

2日目のワークショップでは日欧共同研究テーマについて話し合われ、モンスーン、エルニーニョと南方振動(ENSO)、インド洋ダイポールモード現象(IOD)、IODとENSOのテレコネクション、季節内変動とスケール間相互作用、海洋データ同化、及び季節予報等の課題が挙げられました。これらの課題は地球シミュレータによる高解像度結合大循環モデル実験により実施されます。

ワークショップの最終日には共同研究に関する課題についての話し合いが行われ、次回の日欧会議の会場はフランスのパリと決まりました。3日間にわたるワークショップは地球フロンティア研究システムの気候変動予測研究領域の山形領域長の閉会の言葉で幕を閉じました。

AESTOの事業紹介
  文部科学省による委託事業「新世紀重点研究創生プラン(RR2002)」が今年度から5年計画として実施されておりますが、AESTOは、その中の環境分野にあたる「人・自然・地球共生プロジェクト」の研究課題7において、分散共有型データベースの整備に必要なシステムユーティリティ・管理環境の構築を行っています。この業務により、地理的に分散した研究者が容易に相互の観測データや研究成果物である高次解析データセットを利用できるようになることに加え、研究効率の向上や高次解析データの品質向上に寄与することが期待されています。  



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