ABC(Atmospheric
Brown Cloud-Asia)オープンパブリックシンポジウム開催報告
昨年9月23日、国連大学ウ・タント・ホールにおいて、環境省、文部科学省、国連大学高等研究所、海洋科学技術センター・地球フロンティア研究システム共同主催による「アジアの大気汚染と私たちのくらし」と題する一般の方々を対象とした国際シンポジウムが開催され、約150名の参加がありました。
各主催者からの挨拶、趣旨説明の後、国連環境計画(UNEP)ディレクターのロナガン博士による「ポスト・ヨハネスブルグの世界における大気汚染・経済活動と社会」、カリフォルニア大学教授のラマナサン博士による「大気汚染の茶色雲」、1995年ノーベル化学賞受賞者で独マックスブランク化学研究所前大気化学部長のクルッツェン博士による「大気化学と気候に対する熱帯の役割」と題する講演と質疑応答がそれぞれ行われました。
休憩を挟んで後半のパネルディスカッションでは、導傳愛子NHKニュース・ブロードキャスターによる司会のもと、東京大学中島映至教授からの「気候に対する人間活動の影響についてのコメント」が述べられた後、質疑応答に入り、開発・経済発展と大気汚染・環境問題、さらに貧困問題も絡むジレンマなどが取り上げられました。
最後に、国連大学高等研究所の鈴木克徳上席客員研究員から、地球温暖化と並んで、ABCで取り上げられているような途上国と先進国を繋ぐ問題が重要となってきたこと、持続可能な開発に向けた教育、途上国における研究能力の向上、技術移転などが重要であるとの総括が述べられました。
今回のシンポジウムには多くの方々にご参加頂き、環境問題についてみなさまと一緒に考えることができました。これからも、このような場を積極的に設けていきたいと思います。
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