地球環境モデリング研究プログラムの近藤洋輝特任研究員が

平成16年度日本気象協会岡田賞を受賞

地球環境モデリング研究プログラムの近藤洋輝特任研究員は、平成16年度日本気象協会岡田賞を受賞されました。日本気象協会岡田記念事業部の規定によると、同賞は、「気象事業功績者および地球物理学に関し、優秀な研究をおこなった者に授与」されるものであり、「気象庁の推薦により審査のうえ決定」されるものです。今回の受賞理由は、「WMOやIPCCなど国際的な取り組みにおける中核的な活動により日本の気象業務の国際的な貢献を行った功績」を高く評価されたことによるものです。


授賞式で挨拶をする近藤洋輝特任研究員
今回の受賞について、近藤特任研究員は以下のように述べています。「研究分野における国際貢献をするには、最先端の研究成果を出すことと、その成果を国際的に正当・適切に反映させることが必要だと思います。私がこれまで、後者に関わってきたことについて、今回はからずもご評価いただいたのではないかと思っています。様々な方面のご協力のおかげです。今後もこの、今までは隙間に行なっているような世界をもっと広げてより大きく世界に日本の成果が反映され、できればその中でリーダーシップをとることに少しでもお役に立つようにしたいと思っています。」


気候変動予測研究プログラムの中村尚グループリーダーが

日本気象学会賞を受賞


気候変動予測研究プログラム気候変動診断研究グループの中村尚リーダーが、2004年度の日本気象学会賞を受賞しました。同賞は、最近5年間に気象学に関する貴重な研究を学術誌に発表した研究者を各年1〜2名顕彰するものです。評価された業績は、「中・高緯度の気候系と総観規模現象とのスケール間相互作用の力学的研究」です。中村グループリーダーは、ここ10年ほど、観測データの統計解析や力学的診断を通じて、大気の総観規模現象と大気・海洋の大規模循環やその長期変動という時空間規模の異なる現象間の相互作用の実態解明に貢献してきました。
その中でも、異常気象をもたらすブロッキング高気圧の形成機構、北太平洋大気海洋結合系の10年規模変動、ストームトラックの形成と変動、などに関する研究業績が評価されたものです。中村グループリーダーはまた、ストームトラックの形成と変動の研究に関して、1994年に日本気象学会から山本・正野論文賞を受賞しています。今回の受賞に関しまして、中村グループリーダーは、「地球環境フロンティア研究センターに参加して、国内外の多くの優れた研究者と議論する機会に恵まれ、とても良い刺激になった。今後は、こうした成果を地球シミュレータを活用した研究を通じてさらに発展させ、異常気象や気候変動の予測へ向けて少しでも貢献していきたい。」と話しています。



気象学会で記念講演をする
中村グループリーダー
Frontier Newsletter/No.26
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