2004年12月アルゼンチンのブエノスアイレ
スで、気候変動枠組み条約第10回締約国
会議(COP10)が開催されました。地球環
境フロンティア研究センター(FRCGC)の
COP10参加報告と、気候変動研究の視点か
ら最新の動向についてご紹介します。
COP10会場入り口
注目度の高かったCOP10
今回の会合は、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)の発 効10年目にあたると共に、1997年に採択されて以来、発効 条件を満たさず棚上げになっていた“京都議定書”が、昨年11 月、ロシアの批准により、2005年2月に発効するという状況 の中で行われ、過去10年の中でも特に注目度の高い会合とな りました。世界約170カ国の政府団に加え、国連及び政府関 係機関やNGOが約270機関、メディア約240社から、総勢 6000名以上の参加者が集い、会場内は展示ブースが軒を連 ねて並び、朝、昼、晩と連日、100以上のサイドイベントが開 催されました。 気候変動に関係する世界の最新情報が、自然科学と社会科 学の両方において、得られるという貴重な場でもあり、参加 者は本会合の合間をぬって、積極的に会場内を歩き回り、情 報収集を行っていました。本会合とともに、展示やサイドイ ベントの様子は各国メディアにより配信され、日本のニュー スでも目にされた方も多かったことでしょう。

展示とサイドイベントへの参加
そんな熱気あふれる中、FRCGCは展示ブースで大型モニ
ターを設置し、地球シミュレータを活用した温暖化や生態系 の予測モデルや、ホームページでも公開中の「化学天気予報」 等を紹介しました。研究内容の詳細や、成果の利用、日本の 気候変動研究取り組みについて等、来訪者からの多様な問い 合わせに、研究パネルや、パンフレット、CD-ROMを使って 説明しました。

来訪者で最も多 かったのは、開催地 ブエノスアイレス を中心とした南米 各国の政府関係者、 NGO、企業、研究 員等でした。日本 からは、閣僚級会議 に出席されていた小池環境大
ブースに訪れた人に説明をするスタッフ
臣 、高野環境副大臣、小野寺外務政務官や、1997年のCOP3で議長を務めた大木元環 境庁長官がブースを訪れました。 12月9日(木)午後には、文部科学省主催の"Climate Change Projection by the Earth Simulator and Related Research Outcomes"と題したサイドイベントが催されました。
   
Frontier Newsletter/No.27
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