山形プログラムディレクターは、インド洋熱帯域固有の大気海洋結合現象である「ダイポール モード現象」の発見など、気候力学・地球流体力学発展に寄与した功績による受章であり、二宮 特任研究員は、日本域および東アジアモンスーン域における多スケール間の気象擾乱の多スケー ル構造とスケール間相互作用に関する40年を超える研究活動の功績、および、気象学に関する基 礎的なテキストを多数著述し、気象学啓発に寄与した活動の功績を称えられての受賞です。
 一方相木研究員は「Meddy」と呼ばれる地中海起源の高塩分水から なるレンズ状渦の連続形成に寄与する主な要因を数値シミュレーション により明らかにし、時計回りのMeddyに伴走する反時計周りの渦の 重要性などを指摘したことが認められ、
また伊藤研究員は、日本を含 む東アジア地域における植生による炭素固定能力の指標である純一次生産力を、陸域炭素循環 モデル(Sim-CYCLE)を用いて従来にない高分解能で推定・検証を行った論文が対象となり受賞 となりました。
  なお、日本農業気象学会賞は今年から創設されたものであり、伊藤研究員は受賞の第一号となっています。
 
平成17年度(4月〜9月)受賞リスト
山形 俊男
気候変動予測研究プログラム
プログラムディレクター
平成17年4月29日
紫綬褒章
「気候力学・地球流体力学研究功績」
二宮 洸三
地球温暖化予測研究プログラム
特任研究員
平成17年5月17日
日本気象学会藤原賞
「気象擾乱の多スケール階層構造に関する研究及び
気象基礎教育の普及における功績」
相木 秀則
気候変動予測研究プログラム
ポスドク研究員
平成17年9月6日
2004年度日本流体力学会賞(竜門賞)
「地中海水レンズ渦の連続形成に関する数値的研究」
伊藤 昭彦
生態系変動予測研究プログラム
研究員
平成17年9月14日
2004年度日本農業気象学会賞(論文賞)
「東アジア陸域生態系の純一次生産力に関する
プロセスモデルを用いた高分解能マッピング」
 
 
Frontier Newsletter/No.28
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