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| 岩渕研究員は平成17年7月、可視化情報学会からSGI賞(映像賞)を授与されました。
今回はその受賞対象となった「物理モデルを用いた雲と空の可視化」を中心に、
これまでに開発した三次元大気放射伝達モデルについてご紹介致します。 |
水循環変動予測研究プログラム
研究員 岩渕弘信 |
私たちが日々目にする空はその時々の天候と空気の状態によって様々な表情を見せて
くれます。空の景観を一番に決めているのは雲です。雲がどのような種類であるか、
またそれがどのように配置しているか、そこにどの方向から太陽光線が当たるかによって、
空の景観が変化し時に幻想的な光学現象を見せてくれます。
雲や煙、火炎、水といった自然対象物の景観シミュレーションはコンピュータグラフィックスの
重要な研究分野となっています。特に雲は屋外におけるリアリスティックな景観を再現するには
欠かせないものです。従来は曇った空のコンピュータグラフィックスを作成する場合、
主に計算機能力の問題から経験的・簡略化した扱いがなされてきましたが、物理法則に従った
モデルを用いるとよりリアリスティックな景観を再現することが出来ます。
昨年(2005年)物理モデルを用いた曇った空の可視化について可視化情報学会から
SGI賞(映像賞)を授与されました。受賞対象となったのは、2004年にJournal of
Visualizationという雑誌に掲載された岩渕・坪木による
"Camera visualization of cloud fields simulated by nonhydrostatic
atmospheric models"(和訳:非静力学大気モデルを用いて再現された雲場の可視化)
というタイトルの記事でした。 |
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図1 上空から見た晴天性積雲の風景(コンピュータグラフィックス) |
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