異常気象のなぞを追って 〜気候変動予測への挑戦
地球フロンティア研究システム・地球観測フロンティア研究システム
合同シンポジウム開催報告


わたしたちが暮らす地球の気候は、大気や海洋、人間活動など、さまざまな要因から影響を受けています。近年の科学技術の発展に伴い、気候変動予測の精度は向上したと言われています。地球フロンティア研究システム・地球観測フロンティア研究システムは、気候変動のメカニズムの解明とその予測を目指して研究活動を進めてまいりました。

今年の夏のヨーロッパでの猛暑、そして日本の冷夏は記憶に新しいところですが、自然は、とても複雑で、気まぐれで、その変化を正確に予測するのは容易ではありません。今年は、「異常気象」にテーマをしぼり、また、気候を決める要素を気候変動の仕組みを地球フロンティア研究システム・地球観測フロンティア研究システムの最新の研究活動と共に紹介することで、気候変動予測に対する理解を深めていただくため、1月14日(水)日本科学未来館にて、シンポジウムを開催いたしました。

開会挨拶をされる毛利館長

開会挨拶をされる毛利館長

日本科学未来館の毛利館長のご挨拶では、最初から、気候変動予測の難しさが強調され、我々の活動に対するエールをいただきました。その後、講演者により、日本の気候を決める要素について全般的な説明を行い、モンスーンの仕組み、海の影響、大気システム等の個々の気候要素についての講演を行い、異常気象がどのようなメカニズムで起こるのか、また、それぞれの気候システムが日本の気候へ与える影響等についての最新の知見を紹介しました。

講演風景 講演風景

講演風景

招待講演には、フジテレビスーパーニュースウィークエンド 気象予報士キャスターの岩谷忠幸氏をお迎えし、気象予報士及びマスメディアとしての立場から気候変動予測の捉え方についての詳細な説明と共に、各国の気象予報番組のビデオ紹介を行い、日本の気象番組との違いを説明されました。また、両フロンティア研究システムの研究を広く国民に提供できるように情報を発信して欲しいとの要望がありました。


フジテレビスーパーニュースウィークエンド気象予報士キャスターの岩谷氏

フジテレビスーパーニュースウィークエンド気象予報士キャスターの岩谷氏

参加者のみなさまからは、“身近な事象で興味深い、長期予報について最近の研究を知りたかった、今後も情報発信をしてほしい、予測研究の理解が深まった”等 テーマ、内容について「興味深い」等のご意見を多くいただきました。このシンポジウムが、気候システムへの理解を深め、長期予報の複雑さ、両フロンティア研究システムの研究活動の重要性を高める一助となったことを願っています。今後も、みなさまのご期待に添えますように、地球のシステムを解明し、研究成果を効果的に発信することで、よりよい社会の構築に貢献させていただきたいと思います。

おかげさまで、多くの方々のご参加をいただき、シンポジウムは盛況のうちに幕を閉じました。 沢山のご参加、ありがとうございました。


講演プログラム及び講演資料



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