第23回国際測地学・地球物理学連合総会(IUGG2003)参加報告
 平成15年6月30日(月)から7月11日(金)まで、北海道札幌市において、第23回国際測地学・地球物理学連合総会(IUGG2003)がアジアで初めて開催され、約100か国から5000名を超える参加がありました。

 国際測地学・地球物理学連合(IUGG)は、1919年に設立された国際的、学術的、網羅的な非営利組織で、地球・惑星科学研究及びその国際的な発展の促進を目的とする国際学術団体です。IUGGの研究領域は、雪氷を含む水文学、海洋物理・科学、大気圏・電離圏・磁気圏と太陽ー地球相互作用等、多岐にわたり、地球フロンティア研究システム、地球観測フロンティア研究システムの研究と深く関わりがあるものが多く見られます。

 海洋科学技術センター(JAMSTEC)がIUGG総会の後援を行っていたこともあり、地球フロンティア研究システム及び地球観測フロンティア研究システム(以下、地球フロンティア、地球観測フロンティアと呼ぶ)は、合計約100名の研究員の参加を含め、総会への積極的な参加を行いました。また、研究者や技術者との交流、研究開発の促進、研究成果の世界への発信等を目的として、総会の開催中セッションと平行して実施される約50の企業や各種団体による展示場で、JAMSTEC展示以下の2つのテーマ(Toward the Prediction of Global Change, Toward the Monitoring and Prediction of Crustal Deformation and Related Hazards)下、地球シミュレータセンター、海洋観測研究部と共に、Toward the Prediction of Global Changeのテーマにて活動紹介を行い、1000人以上の参加者がブースを訪れました。

 今回の展示ブースへの参加者は、専門家、関係者が多く、既に地球フロンティア、観測フロンティアの活動、及び参加者を知る人も多く見られました。また、両フロンティアに参加している研究者とのコンタクトを望む参加者、共同研究を希望する団体もあり、研究成果の還元、研究の連携が求められていることを感じました。最新の研究成果を世界各国の専門家へ向けて発信できたことで、地球フロンティア、観測フロンティアの活動が周知され、今後の活動への推進が計られました。

 また、北海道を訪問中の天皇、皇后両陛下は2日午後、同総会の歓迎式典に出席されました。「(IUGG)総会が国境を越えた研究協力のさらなる進展をもたらし、地球科学の進歩に貢献する実り多いものとなることを願います」などと述べられました。JAMSTECブースにも、10分程度お立ち寄りになりました。 

パネル展示

(1) 地球フロンティア紹介(英文)

(2) 観測フロンティア紹介(英文)

(3) 地球フロンティア研究紹介(パネル1パネル2
  • 地中海水渦ができるまで ー数値シミュレーションに基づく新事実ー
  • 北ユーラシアの3大河川流域における夏季の水収支要素の経年変動
  • 放射駆動循環と大気の温暖化
  • 世界の化学天気予報システムが完成ー地球規模での大気汚染の予報が可能にー
  • 陸域炭素循環モデル(Sim-CYCLE)の開発

(4) 観測フロンティア研究紹介
  • 沖縄南東沖の北東向きの流れの平均流量を初めて測定
  • インドネシア海洋大陸の降水変動と対流活動の関係

(5) 国際協力紹介

(6) 将来計画の紹介